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Spring Waltz#11-2/3

つづきより



 ミョンフンはソ・ウニョンの写真を見て、それはパク・ウニョンだということが分かりました。ジスクは不審に思いますが、二人で食事に行きます。


 街角でガム売りをしている少年を、しゃがみこんでチェハは観察しています。


 「何してるんだ?」

 「話しかけないで。あーん、わかんなくなった。今日の売上げ計算してたのに。」

 
 チェハはお父さんと暮らしていた頃を思い出します。


 「どうしたの?なんか、よう?」

 「困ったとき、電話しろ。

  腹へっているか?」


 父ちゃーん。いいカモ見つけたんだ。ユン・ジェハ。



 ウニョンはチェハの普段の自然な感じを撮って欲しいと、ビデオ撮影を頼まれます。結構その撮影を二人は楽しんでいます。

 「ユン・ジェハさん、作曲がはかどるのはいつですか?

  『夜明け頃』

  ユン・ジェハさんは、子どもの頃からそういう性格だったんですか?

  『そういう性格って、なんだよ。』

  ちょっとアレでしょ?

  『アレって、なんだよ。』

  最後に、ピアノは何歳から弾いているんですか?」


 正面からビデオカメラで撮られるので、チェハは照れてしまいます。

 ピアノ室ではウニョンが椅子に腰掛けて居眠りをしています。それをチェハはビデオで撮っていました。ウニョンは私が映っていたら怒られると言いますが、チェハはこのテープをもらっちゃえばいいよといいます。楽しんでいますね。

 ウニョンがピアノを弾いているところをビデオでとって遊んでいると、次にどうやって弾くのか分からなくなります。「つぎ、何でしたっけ」。ビデオをピアノの上に置いたまま、チェハは弾き方の手本を見せます。「この後は?」「よく見てて。」

 楽しそうな個人レッスンの一時です。


 ジスクが現れますが、二人のムードもぶち壊しです。


 フィリップはウニョンを誘って、散歩に出かけます。そして、デートに誘いました。



 チェハの母のジスクは、ウニョンのお母さんのお店に来ます。海苔巻きを注文しますが、食べないで帰っていきます。フィリップに送ってもらったウニョンがそこに帰ってきますが、どうもウニョンに話があったようでした。その様子をフィリップが見ていました。

 近くのティールームでチェハのお母さんはマネージャーを辞めるように説得します。「何か目的があって近付いたんじゃないの?」

 仕事をしなくてはいけないのは借金のせいかとか、下調べはしてあるみたいです。お金を渡して無理矢理辞めさせようとしますが、ウニョンは断り、後で泣いてしまいます。その様子をこっそりと聞いていたフィリップは考え込んでしまいます。


 ホテルに戻るとフィリップはチェハに冷たい態度で接します。

  
 「フィリップ!」

 「どけっ!

  殴るぞ。」

 「怒っている理由を言え。」

 「母親を何とかしろ。」

 「どういう意味だ。」

 「ママに聞け。

  それと、もう一つ。

  最近のお前、気に入らないんだ。」


 

つづく
by arrive_at | 2007-06-23 23:35 | 春のワルツ 2007

CHANEL ROUGE ALLURE 24 EVOCATION


by arrive_at