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夏の香り 第9章 断ちきれぬ未練

 最近はアジアの国々というだけで、何故だか興味が湧いてきます。

 週末は横浜中華街の春節を楽しんできました。2月18日は春節当日で旧暦元旦でもあります。慶祝獅子舞が午後4時から行われました。

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・Aグループ:善隣門→玄武門→延平門→地久門→關帝廟→市場通り門(関帝廟通り側)
・Bグループ:朱雀門→媽祖廟→天長門→朝陽門→市場通り門(大通り側)→善隣門
各牌楼にて約20分の獅子舞演舞を行います。
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 上記日程はホームページに掲載されています。

 18日当日に出掛けたのはいいのですが、おっちょこちょいの私はこの獅子舞がパレードだと思い込んでいましたので、あとでたいへんなことになっていました。

 普通に根岸線に乗って石川町駅で降り、延平門(西)からチャイナタウンに行きました。横浜チャイナタウンマップガイドをリンクしましたが、これを確認していくのはとても大事です。だって、門だけでも10あるのですから、地図を持っていくか、人に説明してもらってもどの方向の門がなんという名前かは知っておいたほうが身のためですって。

 メインストリートの始まる善隣門についたところですごい人だかりです。爆竹の音とその火薬の匂いが立ちこめていて、人垣は何重にも重なり、通行が不可能なほどに混雑しています。

 その方向には進めないので右に曲がり長安道から地久門に向かいました。しかし、地久門ではすでに人垣がしっかり出来ていて入り込めそうもありません。仕方なく、重慶飯店別館前の歩道に並んでいました。そこはパレードがあるとしたら通り道ですから、最前列を確保することは大事です。

 しかし、30分経っても40分経っても爆竹や囃子の音すら聞こえてきません。だんだん周りの人たちも去っていき、隣の小学生の女の子を連れたご家族と相談していました。「どうも、おかしい」。ということで、私が意を決して重慶飯店に入っていき、受付の蝶ネクタイのお兄さんに尋ねました。「ちょっとお伺いしたいのですが。ここで待っている意味ってありますでしょうか?」。もう、どういえばいいのか分からず、この質問でしかありませんでした。

 主語がなくて質問をしたものですから、答えはやはり主語がありません。「延平門は5時、地久門は5時半にあります。」と、何かがあることとその時間が分かりました。とにかく、ここで待つにはどうも情報不足すぎてどうしようもありません。こうなったら賑わっている方向に向かって様子を見ながら近付いていくという作戦がよさそうです。

 隣の人たちと別れて、私達は大混雑の関帝廟の前に突入、脱出後、次の天長門の混雑に着きました。ここでやっと獅子舞の踊り手と獅子の頭部を切り離して移動しているところを見ることができました。残念ながら獅子舞は終わったところだったのです。

 その後、朝陽門近くのChinatown 80という横浜中華街インフォメーションセンターで、今年の春節のプログラムを手に入れることが出来ました。催し物の日程や時間、場所が分かります。今日の楽しみにしていたパレードは『祝舞遊行』というそうで、20日(火)午後4時から5時半だそうです。今年は火曜日だったんですね~。

 闇雲に動き回った結果、催し物の種類と名前がややこしいですが、石川町駅で見かけたポスターに載っていた通りの日程でした。よく見なかった私のバカ~。

 帰りはメインストリートを中華菓子のお土産を買い、チャーシューマン1個260円を食べながら、夕暮れの街並みで怪しげに揺れる燈花と呼ばれるぼんぼりの景色を楽しみました。火曜日はもちろんリベンジです。



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 さて、物語は最初の山での出会いと同じように、台風のために船が出港しない島でミヌとヘウォンが足止めをされるという、天候による事情で戻れないという出来事になります。偶然は二人の見方か、神のご意思か、ワンパターンの原作の事情かな~。

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 島から帰れなくなり途方に暮れていたヘウォンだが、心配して来てくれたミヌを何故来たのかと責め、あえてミヌとは別々の行動をとる。しかしミヌは民家にお金を払ってヘウォンを泊めてくれるよう頼んでくれていた。それを知ったヘウォンは、急いでミヌを探し、素直にお礼を言う。

 一方、ヘウォンを心配するチョンジェたちだが、救助船も出ず、どうすることも出来ない。チョンアは急に姿を消したミヌのことも心配だ。あいにくヘウォンもミヌも携帯が壊れたままで連絡すら取れない。

 そこヘミヌからデプンに電話が入る。ミヌが島にいることを知ったデプンは、チョンジェとチョンアに知られては大変と、ミヌはカラー・リゾートに戻ったと嘘をつく。その後、ヘウォンからチョンジェに宿が見つかったと連絡があり、チョンジェたちもひとまず安心する。

 翌朝、嵐はすっかりおさまった。しかしヘウォンは予定していた朝の船では帰らず、午後の船の時間までミヌと島で過ごす事を選ぶ。迎えに行ったチョンジェは、たぶん寝坊したのだろうとチョンアたちに話すが、内心、嫌な予感がしていた。リゾートに電話をし、ミヌが戻っていないことを知ってますます不安を募らせるチョンジェ。そしてチョンアも、ミヌにボートを貸したという船乗りの話から、ミヌがヘウォンを追って島に渡ったことを知ってしまう。

 島では、ミヌとヘウォンが2人だけの幸せな時を過ごしていた。ミヌはウネを交通事故で亡くした話をし、ヘウォンはこれ以上悲しい恋はしないでほしいとミヌに告げる。だが今のままで十分幸せだと言うミヌ。

 やがて、船の時間が迫ると、ヘウォンは様々な思いを込めてミヌの頬にくちづけをし、島から去る。チョンジェとチョンアは、それぞれの複雑な思いを胸にヘウォンを迎えに行く。チョンジェは無事でよかったと優しく迎えるが、チョンアは島でずっとミヌと一緒だったヘウォンに怒りを爆発させる。

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 最後はチョンアがヘウォンの頬を叩きましたね。そうなると思っていました。

 やっと真実にチョンアは近付いてきました。お嬢様で何不足なく暮らすチョンアにはミヌがヘウォンを好きだということは受け入れられないでしょう。

 失恋です。

 失恋で打ちのめされたあと、人間は強く立ち上がるのです。お金持ちでも貧乏でも、心を鍛えるのは経験ですものね。その点ではお兄さんのチョンジェも同じことでしょうね。泣いて、そして立ち上がっていただきたいものです。
by arrive_at | 2007-02-20 13:29 | 夏の香り 2007

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