CHANEL ROUGE ALLURE 24 EVOCATION


by arrive_at
 兄弟というのはどういう存在なのでしょうか。血は繋がっているけど他人のようであり、しかし、何かピンと来るものがあるというか、とにかく仲良くても、喧嘩ばかりしていても、やはり兄弟という深いつながりは切っても切れないもののようです。

 私は弟とはよく喧嘩をします。そして、大人になってからはあまり会わないし、2年前に5年ぶりに会う約束をした弟を迎えに出て、気が付かずにすれ違ってしまいました。縁が薄いのか、引き合うものがないのか、はたまた永遠のライバルなのか、とにかく相性はそれほどいいとはいえません。弟は可愛いとは思うものの、仲良くなれないなんてなんてつまらないのでしょうか。とにかく、見た目も兄弟とは思えないほど似ていないので、別世界の人と行ったところでしょうか。あ~あ。



ネタバレにご注意!
○-------------------------------------------
 チェオクを見つけられずいら立つファンボ・ユンは、配下の兵に過酷なまでの捜索活動を命じる。イ・ウォネは、ユンが冷静さを失っているのではないかと危ぐし、苦言を呈する。しかしユンは、すべてはチャン・ソンベクを捕らえるためだと息巻く。そこへヘジュの役所からヤン・ジノ率いる一隊が応援に駆けつけ、捜索を一手に引き受けようとする。不審に思ったペク・チュワンはウォネをヘジュに向かわせ調査させることに。

その頃都では国王が進展のない謀反疑惑についてチョ・セウク長官を詰問。セウク長官は確証のないままチョン・ピルジュンこそ首謀者だと告げる。その結果、ピルジュンから忠義心あふれる上申書を受け取っていた国王の心証を害してしまう。セウク長官は自害を決意するが、娘ナニに引き止められ、思いとどまる。

地下の洞くつの中では、重傷のソンベクが自らの理念を語り、生きることへの渇望を訴える。チェオクは懸命の介護を続けるが、毒虫にかまれ倒れてしまう。チェオクの異変に気付いたソンベクは這ってチェオクの元へ行くが、そのとき、チェオクを探すユンの声が聞こえてくる。ユンが真上にいるのだ。返事をしようとしないチェオクに代わり、ソンベクが返事をしようとするが、チェオクはそのソンベクの口をもふさぐ……。ソンベクは毒を吸い取り、チェオクは助かるが、逆に、口の中の傷から全身に毒が回ったソンベクが瀕死の状態に陥る。ソンベクはチェオクへの愛を告白し、意識を失う。そしてチェオクはついに洞くつからの脱出口を見出す。

ソンベク救出をあきらめ撤退を始めたヤン・ジノ率いる捜索隊に、ヤン・ジノが謀反の一味と知ったユンが対峙。渓谷でにらみ合っているところに、ソンベクを抱えたチェオクが川面に飛び出す。洞くつは川とつながっていたのだ。意識を失ったままのソンベクはユン側に捕らえられ、状況を察したチェオクはわざとヤン・ジノに捕らえられる。人質となったチェオクとソンベクの交換取引に、断固応じようとしないユン。見かねたチュワンがソンベクを引き渡し、チェオクを救出する。

ユンはチェオクに、ソンベクを助けた真意を問いただす。さらにユンは従事官(チョンサガン)の職を辞し、日陰の身に戻ろうともチェオクと共に生きていきたいと訴える。「お前なしではとうてい生きてゆくことはできん」と言うユンに対して、チェオクはこう答える。「たとえこの身を木陰に隠すことはできても、すでに離れた心は何をもってしても隠せません」と……。
------------------------------------------○


 ユンはイ・ウォネに「チェオクに対する執着だけで動いているようだ」といわれますが、私もそう思います。とにかく去っていったチェオクに対する執着が湧き上がってきたのかと思うぐらい、ソンベクの捜査とはいえ力が入っています。

 男の執念でしょうか。…まあ、それも良しとしましょう。

 それよりも、ソンベクとチェオクの運命が大きく動き出したようです。サブタイトルに「許されぬ愛」とありますが、追う者と追われる者の間に何か恋愛感情のようなものが芽生えたのでしょうか。ソンベクは愛の告白をします。


 話しはかわりますが、心理学では異常な状態におかれた場合、例えば、拉致された人間が緊張した異常な状態の中で、犯人を自分の仲間のように感じて同調したり、恋したりということがあるそうです。これらは共依存といわれ、とんでもない錯覚から不幸な事態を引き寄せます。暴力を振るう夫から逃げる妻は、時間が経つとまたその夫の下に帰り、そしてまた暴力を振るわれることを繰り返すというものです。恐怖の支配から逃げられないものは、またその恐怖に吸い寄せられていくというものです。

 おっと、社会問題を語ってしまいました。失礼しました。


 揺れ動くチェオクの心に、いまさら遅ればせながらユンがチェオクを思う気持ちを告白します。身分を落としてまでも一緒になろうと口説くのです。執着といわれてもしかたがないですよね。恋する者は愚かなのです。

 「私と行こう。遠くへ行ってソンベクのことを忘れよう。お前なしでは生きていけぬ」


 しかし、残念ながら運命はすでに動き出しているので、チェオクの心にはソンベクが入り込んでいます。チェオクは混乱しながらも、ユンの気持ちを受け入れられないということを言いました。

 ユンはタイミングが悪かったのですね。運命は非情だ。

 
[PR]
# by arrive_at | 2006-10-25 13:45 | チェオクの剣
 韓国のドラマを見て思い出すのが、2001年の韓国の旅です。まだ、日韓サッカーワールド杯の前であり、ペ・ヨンジュンが冬ソナでブームを起す前でした。

 その頃に、父と母と私の3人で韓国縦断旅行をしました。世界遺産を巡る旅で、李王朝の宗廟、李王朝の水原(スウォン)華城、百済国武寧王陵、新羅時代の石窟庵、仏国寺、天馬塚など、昔の韓国の歴史を感じさせる所を巡りました。離婚した両親がまだ夫婦だった頃の親子の旅でした。過去の幸せな時間がドラマのように簡単にリプレイ出来ればどんなにいいでしょうか。今考えると幸せな旅でした。


 さて、ドラマもいよいよユンが戦いの装束で登場します。ユン対ソンベクの戦いはそのままチェオクとの三角関係の戦いでもあります。恋の勝敗も含めて、三人の心の中はどのように揺れ動き、男二人のどちらが敗北するのか…。



ネタバレにご注意!
○---------------------------------------------
 ファンヘドの役所から兵を借りたチェオクとマ・チュクチ。ソンベクをおびき出すため、「チャン・ソンベクの妹の一味」と名乗って盗賊行為のフリを始める。一方ファンヘドの役所から知らせを受けたチョ・セウク長官は、チェオクの企みを察してファンボ・ユンを向かわせる。

 「チャン・ソンベクの妹の一味」の噂はたちまちソンベクの知るところとなった。チェオクの思惑通り、その正体を確かめようとソンベク自ら姿を現し、チェオクと再会する。そこへユン率いる捕盗庁(ポドチョン)一隊が到着。

 チェオクを引き下がらせ、ユンはソンベクと1対1で剣を交える。

 しかし捕盗庁(ポドチョン)側の兵がソンベクに銃を放ったことから、双方入り乱れての交戦となる。混乱に乗じ、深手を負ったソンベクは逃亡、チェオクも後を追う。逃げ込んだ山中で再び対峙するソンベクとチェオク。足を踏み外し穴に落ちかけたチェオクを助けようと、手を差し伸べたソンベクもろとも、穴の中に落ちてしまう。

 その頃左捕盗庁(チャポドチョン)では、セウク長官がカマ村惨殺事件の報告を受けていた。チェオクの消息を求めて左捕盗庁(チャポドチョン)に来ていたピョンテクは、報告書に記された遺体の刺し傷から、これは日本の剣術によるものだと断定する。

 一方、ユンらによるソンベク追跡の報告を受けたチョン・ピルジュン。リスクが高すぎるというチェ・ダルピョンの苦言も聞かず、ヘジュの役所に使いを出しソンベク救出を手配する。

山はチェオクとソンベクを探すユンの兵で埋め尽くされていた。トクスらはソンベクの戻りを待ちつつ、ひとまずペクチョンの役所から爆死したノ・ガッチュルの遺体を取り戻すことに。

 チェオクとソンベクが落ちた穴は洞くつになっていた。チェオクは重傷のソンベクに応急処置を施し、出口をさがすがみつからない。二人が落ちた穴がはるか上空にぽっかり空いて見えるだけ。

 ソンベクはチェオクに爆竹を渡し、どちらの仲間が先に駆けつけるかな、と笑ってみせる。チェオクは爆竹を打ち上げるが、時を同じくして、ユンの命により爆竹を用意していた兵も爆竹を打ち上げてしまう……。
---------------------------------------------○

 
 前回はユンが瀕死のチェオクを看病して、自分のチェオクへの気持ちが高まった時に、チェオクの心の中に入り込んだソンベクの存在に怒りをあらわにしていました。

 素直にチェオクを受け入れられない何かが、結局、チェオクを遠ざけてしまったのでしょうか。何が素直にチェオクへの愛を告げられないのでしょうか。ユンは何をためらっているのでしょうか。

 身分の違い、親から言い渡されたチェオクの私情を挟まぬタモの登用、仕事への忠誠、すべて他人から言われた条件や制約なのではないでしょうか。そのタブーを破ることは反社会的な行動となるのでしょう。

 そんな心情を背景に、ついにおびき出されたソンベクとユンが対峙します。その睨み合いは謀反の犯罪者とお役人というだけではなく、特にユンにとっては恋敵という、憎さも加わっているように思われます。何があってもこいつだけは許さないというようなにらみ合いで、ユンがソンベクの頬を手で押さえつけます。その手を振り払おうとし、ユンとソンベクは力を手に込めてぶつかります。

 にらみ合いで決着をつけ、負けたほうが退くというのが日本の武士だそうですが、この場合は正にそのにらみ合いで相手を倒す勢いです。

 
 私の考えでは、可哀想だけどユンのほうが分が悪いと思います。というのも、チェオクへの気持ちを心に秘めているだけで、行動に移せず、言葉にせず、ましてやチェオクの気持ちを受け止めず、反対にチェオクを不憫に思うたびに叱ったり、遠ざけたりばかりでした。そんなことでは女の気持ちを繋ぎとめてはおけないのにねぇ。あ、これは現代の話ではなく、昔の価値観で見ないといけないのか~。

 
 ユンの分が悪い事に加えて、ソンベクとチェオクの運命的な接近が始まります。まさか、大地にぽっかりあいた穴があれほど深くて大きいなんて予想外です。それは骨折もすれば、這い上がることなんて不可能な穴で、この不自然な展開が運命的な接近という状況を作っているのでしょう。罪な穴でした。

 
 ところで素晴らしい脇役として、マ・チェクチの演技が光ります。がんばれ。
[PR]
# by arrive_at | 2006-10-25 13:43 | チェオクの剣
 今日も土砂降りです。梅雨の後半は日本各地で雨による被害が出て、天然災害などの心配なことも多い毎日です。

 さてドラマですが、チェオクの意識が戻ったのでユンは喜びの表情をし、小雨に煙る山奥の寺で、清々しい気持ちで看病をしています。

 チェオクにせんじ薬を飲ませようと匙を口もとに持っていくときに、チェオクのうわごとがユンの心を激しく波立たせます。「もうすぐ討伐隊が来る。山を降りよ。チャン・ソンベク…。」












 山の砦に行かせたことを悔やみつつ、ソンベクへの嫉妬とチャオクへの思いを募らせながら、チャオクがソンベクのことを口にしたことで怒りがこみ上げます。かつて修行をした山の中で剣を振るうユン。木まで剣で切り倒してしまいます。そしてソンベクを切ることを心に硬く誓って山を降りていくのですが…。

 ユンの心に愛情と嫉妬が渦巻きますが、身分の違い、仕事への忠誠の板ばさみでチェオクとユンは幸せになれるのでしょうか。

 


ネタバレにご注意!
○----------------------------------------
 ファンボ・ユンの“半湯剛気(パンタンカンギ)”の術によりチェオクは息を吹き返す。しかし、チェオクがうわごとで「チャン・ソンベク」の名を口にするのを聞いたユンはチェオクの目覚めを待たず、左捕盗庁(チャポドチョン)に戻る。チョ・セウク長官はチェオクか職務か、ユンに二択を迫り、ユンは職務を選ぶ。忠誠の証として、セウク長官はユンに、チェオクの茶母(タモ)の籍を異動させ、娘ナニと結婚するよう、命じる。

 ポドチョン内の情報が敵方にもれている件で、カマ村討伐を知っていたのはセウク長官、イ・ウォネ、ペク・チュワンの3人だけ。しかしウォネはもう1人、セウク長官の随行武官、ペ武官の存在を指摘する。詰問されたぺ武官はその場で自殺。不審点のあるペ武官の経歴と似た経歴を持つチャン武官を探し当てたセウク長官は、あえてチャン武官をペ武官の後任として登用することに。

 寺で目を覚ましたチェオクは、師匠スウォルから両親の位牌がまつられた寺の所在を教えられる。寺に立ち寄り都へ戻るチェオクと入れ違いに、ソンベクもまた、両親の位牌をまつったその寺を訪れるのだった。

 都に戻ってきたチェオクに、ユンは「もうこれ以上、私のために生きるな」と言い、ピョンテクのいる役所への異動と、自分とナニとの結婚を報告する。














 ソンベクをなんとしても自分の手で捕らえたいチェオクは、異動先の役所を飛び出し、今一度マ・チュクチに協力を求める。自由の身となり、落ち着いた暮らしを始めていたマ・チュクチは渋るが、チェオクから受けた恩を忘れてはいけないと妻に説得され、協力することに。ファンヘドの役所に出向いた二人は左捕盗庁(チャポドチョン)の役人と偽り、チャン・ソンベク討伐の極秘計画のため、兵を出すよう要請する……。
----------------------------------------○


 何だか可哀想な気もしますが、ユンがチェオクの為に仕事を休んだことをセウク長官にとがめられました。ナニとの結婚を条件に仕事復帰を約束させられて、ユンの顔に一瞬戸惑いが浮かびます。

 












 仕事の為に結婚相手を選ぶというのも厳しいものがありますね。男も女も人生の曲がり角で大きくターンしていく時があるようです。チェオクとユンの間にも、大きく道がそれていく時なのでしょうか。チェオクを置き去りにしてナニと結婚するつもりだと伝えるのはとても残念です。














「私のこともソンベクのこともすべて忘れてくれ・・」とユンは心の中で思うのですが。

 男はいつもばかだ。


 兄妹の両親の位牌の置いてある寺で、ソンベクとチェオクがすれ違うシーンは可哀想でもあります。幼い頃に生き別れた二人は、まさか、今では敵同士という立場などとは知らず、お互いの存在を遠い記憶の中で大事にし、いまも慕っているのでしょう。ソンベクの兄として妹を探すシーンは、やはり可哀想でなりません。














































































 
 生死を分ける最悪の状態から回復したチェオクですが、師匠スウォルからはおそらく子供が出来ない体になっただろうといわれ、人並みの幸せな生活が出来ないだろうと思うのは、若い娘には酷なことでしょう。生きているだけでも良しとしなければいけないのでしょうけど、生きていくことへの希望がなくなるというのもチェオクにとって辛いものかもしれません。

 いよいよ捨て身のチェオクがマ・チェクチと旅立ちます。



 今日の言葉

 「助かったのがかえって辛いのか。ユンはどうやらお前を俗世ではなくここにおいていきたいと考えているようだ」

 「どうしても会わねばならぬ人がいます」

 「あの盗賊のことをいっておるのか。会ってどうするつもりだ。その男に特別の想いでもあるのか。」

 「この手で捕らえねば、罪をあがなうことは出来ません。」

 「仇とは言っても、血を流さねばならぬ縁はそうはあるまい。」

 
 師匠スウォルの言葉は、やはり僧侶だけあって心に染み入りますが、この世のさだめをそうそう捨てきれるものでもないのが、人間の業の深さでもあります。合掌。
[PR]
# by arrive_at | 2006-10-25 13:42 | チェオクの剣
 前回7月13日(木曜日)から5日が経ちました。なか4日間が休みだったのは許せません。しかも、その予告を見るとチェオクの命が尽きようとしています。ファンボ・ユンはどうする…。

 ってな具合に予告で煽っておいて、5日ぶりとはNHKはファンに酷なことをします。しかし、まあ、私にはTSUTAYAという近所の味方がついていますので、もちろんフライングとは知りながらも第9、10、話を見ました。

 予想通りというか、おそらくチェオクとユンの2回目の見せ場でしょう。1回目の見せ場は子どもの頃の回想なんですが、今回は大人になって今のユンが苦しむところで、チェオクは最も危険な状態です。


ネタバレにご注意!
○----------------------------------------------
 ファンボ・ユンとチョ・セウクを救うため、国王への直訴を決意したチェオク。決死の覚悟とユンへの思いをつづった手紙を身に隠し、宮殿の塀を乗り越える。
 
 庭を散歩中の王に近づくが、あと少しのところで護衛隊にメッタ切りにされてしまう。瀕死の状態で捕らえられたチェオクに、王は目的を問いただす。チェオクはソンベクの謀反の企てを告げ、ユンとセウクにことを任せるよう王に嘆願する。国王はセウクとユンを放免し、謀反を企てる一味を根こそぎ絶やすよう密令を出す。

 セウクとユンの計らいで、奴婢の身分を解放されたマ・チュクチ夫妻。潜入捜査を終えてウォネたちの元から去る道すがら、瀕死のチェオクを見つけ、ウォネたちの元に運び込む。チェオクの傷は深く、医師のなす術はなかった。王の主治医ク・ドファンなら救えるかもしれないという医師の言葉に、ユンはトファンの元を訪ねる。
 













 

 王の許可なしにほかの患者を診ることは出来ないと断わるトファンに、ユンは命を賭けて診察を依頼。ユンの熱意に応じ、トファンはチェオクを診察するが、もはや手の施しようはなかった。

 ユンは意識の戻らないチェオクを抱きかかえ、馬を走らせる。









































 左捕盗庁(チャポドチョン)では戻ってこないユンに、セウクは自ら陣頭指揮をとる。行商人に変装したウォネはカマ村で偽金作りを目撃し、セウクに報告。セウクは村人の逮捕を命じるが、この情報がチェ・ダルピョン側にもれる。タルピョンは「あのお方」に指示を仰ぐため、「あのお方」=チョン・ピルジュンの元を訪れる。ピルジュンは捕盗庁(ポドチョン)に先がけカマ村を消すよう指示、カトウ率いる一味に任せる。

 知らせを受けカマ村に駆けつけたソンベクは、村の惨状を目の当たりにするが、このしわざは官軍ではなく、味方のピルジュンではないかと疑念を抱く。ピルジュンに直談判するソンベクに、ピルジュンはあくまで白を切る。ビルジュンはカマ村を襲ったのは官軍と見せかけて、ソンベクの怒りを燃え上がらせようとしたのだ。ピルジュンの計画には、卓越した指導力とカリスマ性を兼ね備えたソンベクの存在がどうしても必要だった。




























 その頃ユンは師匠スウォルを訪ね、チェオクの救命に尽くしていた。しかしスウォルが気を注いでもチェオクの意識は戻らない。残された方法は“半湯剛気(パンタンカンギ)”の術のみ。この術を施された場合、チェオクは、死ぬか、本能的に体内の気が動き始めるか、そのどちらかだった……。


































































----------------------------------------------○



 今回は瀕死のチェオクを助けようとするユンの表情を追ってみました。たぶん、この回ほどユンのチェオクへの思いが強烈に出ているものはないのではないでしょうか。

 意識を失い、生死を分けたチェオクの症状はもはや医者にも、僧侶の気功でさえも効き目がありません。最後の最後はユンの愛情が力を発揮するように見えます。

 私ですが、今年の5月から太極拳を習い始めました。劉家の拳は攻撃型であるようですが、楊家の拳は、都の上流階級が習った実践的ではない、いわゆる型と呼ばれるゆっくり動く太極拳だそうで、それを習っています。

 その太極拳教室で気功を誘われました。気功といえば由美かおるさんの師匠は気功を教えています。手をかざすだけで相手を弾き飛ばすそうですが、私はそんなものを信じていませんでした。

 しかし、しかし、ユンの気功は自分をもふっ飛ばし、チェオクの気をよみがえらせました。恐るべし、中国武術です。いえ、韓国武術です。

















 ユンがチェオクの手紙を読みながら回想するシーン。

 「今、死にに行きます…」

 「この秘めた思いを一言も伝えていないのに」

 


 

 今回のベストショットはユンの気合の入ったもの全てです。
[PR]
# by arrive_at | 2006-10-25 13:41 | チェオクの剣
 今日は「海の日」で月曜だけど祝日になります。朝から、第4話からはじまってこれで第8話と5回分をまとめているわけですが、さすがに疲れてきました。熱心なのもいいけど、何事もほどほどが大事です。

 梅雨らしさが舞い戻って温度は下がったものの、外は雨です。この「チェオクの剣」も雨のシーンが多いので、アジアの風土が東洋らしさを醸し出します。

 実際に日本と韓国は同じ緯度と九州に近い経度です。梅雨や台風もあるし、また季節の変化も1ヶ月も変わりません。ある意味、兄弟のような国かもしれません。ただし、その歴史も、現在の国のあり方も全く違いますから、それは兄妹のソンベクとチェオクほどに難しい出会いなのかもしれません。生まれは同じでも育ちが違うとこんなものなのでしょうか。あっ、これは日本と韓国という意味ではないのですよ。ああっ、それは北朝鮮と韓国という意味でもありません。ひーっ、冷や汗っ。


ネタバレにご注意!
○-----------------------------------------
 偽金作りの首謀者として逮捕されたチョン・ホンドゥは自らの潔白を訴える遺書を残し、自害。
















 功臣ホンドゥを失った国王は激怒し、その怒りは逮捕のきっかけを作ったチョ・セウクとファンボ・ユンに向けられた。獄につながれたセウクとユンを救うため、セウクの娘ナニはチョン・ピルジュンの元を訪れる。縁談を進める代わりに二人の命乞いをするナニだが、ピルジュンにはすでにその気はなかった

 。セウクの息子チョ・チオは盗賊の討伐隊長に志願し、ピルジュンの後押しを受けて任命される。チオは獄舎に父を訪ね、父を救うため討伐隊長に志願したことを報告。無駄だと言い放つセウクに、チオは戻ってきたら一緒に暮らしたいと告げる。















 チオはチェオクに道案内を頼み、盗賊が潜むソヨ山へ向う。途中、合流したイ・ウォネから、潜入しているマ・チュクチの姿が見えなくなったことを知らされたチェオクは、一人先に砦(とりで)へ。しかし砦(とりで)はもぬけの殻だった。







 頭領宅で一人酒を飲んでいるソンベクを見つけたチェオクは、討伐隊が迫っていることを告げ、投降を促す。ソンベクは応じるどころか、チェオクを仲間に誘う。チェオクはソンベクが自分の素性含めすべて見抜いていたことに気付き、剣を交えるが、ソンベクに押されてしまう。しかしとどめを刺さずに去るソンベクに、チェオクはソンベクの目的が謀反であることを悟る。

 無人の砦(とりで)に着いた討伐隊。手ぶらで戻れないチオは、隊を分け追跡を開始。マ・チュクチは鍛冶場でたくさんの爆薬とともに拘束されていた。チェオクたちは間一髪、チュクチを救い出す。一方森の中に入った討伐隊はソンベクらの周到なゲリラ戦に圧倒される。隊員をすべて失い、単身ソンベクと対峙するチオ。加勢に向うウォネを引き止めるチェオクとチュワンの目前で、チオはソンベクの剣に倒れる。













 左捕盗庁(チャポドチョン)で全滅した討伐隊の合同葬儀が行われた。焼香に現われたセウクは、隊を全滅に追いやったチオに代わり罪を償うと言い、ナニは父の薄情な物言いに苦言を呈する。

 セウクとユンを救う方法が見出せず、いらだつたち。残された道はただ一つ。国王への直訴だけだった……。
-----------------------------------------○

 
 疲れているという理由で簡単にしようというのはいけません。いつも死ぬ気で頑張っているユンやチェオクに申し訳ないような気がします。それは気のせいですか。そうですか。

 そういう訳ではないのですが、今回のポイントは2カ所です。












 チオが父親の名誉をかけて、討伐隊を組んで山の砦に向かいます。同行したチェオクがソンベクが一人残っていたのを見つけます。しかし、そのソンベクの落ち着いて酒を飲む様子と、一緒に家族として暮らさないかという誘いに躊躇するかのようなチェオクでした。何故にソンベクは大胆でいられるのかが不思議なんですが、それも戦略の一部なのか、それともソンベクがチェオクに期待する個人的な感情なのかはわかりません。

 チ「討伐隊が来ます。」
 ソ「失くした言葉を取り戻したのか。」
 チ「私はポドチョンのタモです。」
【ソンベクはわざと話をそらす。】
 チ「知っていたのですか。」
 ソ「過ぎたことは忘れろと言ったはずだ。なぜこの砦に来たのかは大事ではない。戻って来るのを待っていた。一緒に行こう。」

 この状況はユンもチェオク自身も、最も恐れていた変化ではなかったのでしょうか。ソンベクとチェオクが惹かれあっていく最初ではなかったのでしょうか。


 もう一つは、チオの討伐隊とソンベク達との戦いです。残念ながらチオは150名の兵士と共に死んでしまう訳ですが、その時の戦闘シーンはどちらも大変勇ましいものです。ワイヤーアクションでソンベクとイ・ウォネの戦いなどは素晴らしいものですし、討伐隊に仕掛けられた罠によって兵士が次々と倒れていくところも迫力があります。さすがに時代劇の勢いがこの戦闘シーンで盛り上がります。

 長官セオクとユンは未だに死刑を逃れられない牢獄の身ですが、イ・ウォネやペク・チュワンとチェオクは心配でなりません。

 どうなっていくのでしょうか。


 今日のベストショット

 














 livedoorのサーバがダウンした為に、深夜の更新は遮断されました。
 無念! 
[PR]
# by arrive_at | 2006-07-17 22:35 | チェオクの剣
 サブタイトルの「黒幕逮捕」とありますが、黒幕というだけあって、なかなかこの偽金作りの事件の本質は見えてきません。また、黒幕が本当は誰かというような事件の謎はまだまだ続きます。













 
ネタバレにご注意!
○------------------------------------------
 チェオクは肩に銃創を負い、軍兵士に囲まれる。チェオクの姿に生き別れた妹チェヒを重ね合わせたソンベクは、チェオクを救い出す。

 山の砦(とりで)に戻り、肩の銃弾を取り出す荒業に、声も上げずこらえるチェオクだったが、感謝の言葉を口に出してソンベクに伝える。一方、ケガから回復し、久しぶりに山の砦(とりで)を訪れたスミョンはチェオクの姿を見て驚くが、ソンベクは「新しい家族だ」とスミョンに説明する。

 スミョンはファンボ・ユンの罷免を告げ、「時が近づいている」とソンベクを促す。

 チェオク負傷の報は、チョ・セウク長官も知るところとなり、ユンは居ても立ってもいられない。同じくチェオクを心配するペク・チュワンの計らいで、ユンは一人、山の砦に向かい馬を走らせる。

 一方ユンの罷免を知ったチェオクも単身都に向おうとしたところ、ソンベクが密偵に手紙を託しているところを目撃する。密偵を襲撃し手紙を強奪するが、チェオクを尾行していたスミョンに襲われてしまう。傷を負っているチェオクは劣勢となり、追い詰められ意識を失いかけたところにユンが現われる。ユンに斬られたスミョンは退き、ソンベクにユンが山の砦(とりで)に現れたことを告げる。

 都に戻ったチェオクたち。密偵の手紙は軍の大将チョン・ホンドゥに宛てられたもので、偽金の金型の所在が記されていた。















 ホンドゥはセウクにとっては親友であり同士。ホンドゥが謀反を企むなど、セウクには信じがたい話だったが、ホンドゥの屋敷から金型が見つかった。ホンドゥは即座に捕らえられ、重臣たちはホンドゥを責め立て自白を強要する。しかし功臣ホンドゥを信頼する国王は盗賊側の証言で犯行が裏付けられるまで、ホンドゥへの拷問を禁じた。

 王命により、ユン率いる捕盗庁(ポドチョン)の隊が山の砦(とりで)に向おうとしたそのとき、ホンドゥの訃報が告げられる……。
----------------------------------------○


 今回の特徴のある場面は3つでした。

 一つ目はチェオクを助け、肩に埋まった弾を取り出す手術に、女ながらに歯を食いしばるチェオクをソンベクはどういう風に見ているのでしょうか。どんな男性もしっかり者の女性には気をもむものかもしれませんが、その辺がただの弱い女とは違ったチェオクの素晴らしさなのかもしれません。
 どっちにしても、チェオクの存在を疑ったり利用しようとはせずに、家族のように受け入れようとしているところがソンベクの謎かもしれません。

 二つ目はユンの風邪です。取るに足らないナニとの場面を作る為とはいえ、頑強な主人公が風邪を引いて熱を出し、気が付くとナニさんが額を冷やして看病しているという場面です。まあ、ナニにも出番を作りましたということでしょうか。

 三つ目はソンベクの陰謀によりチェオクが密偵を襲撃し手紙を強奪する時です。ソンベクの陰謀とは別にチェオクを尾行していたスミョンがチェオクを襲い、ユンが助けるところです。やっぱり、主人公はこういったときに登場しないといけません。


 細かい場面をピックアップしていないで、それこそソンベクの密偵にことづけた手紙をユンとチェオクが持ち帰り、ソウク長官の信頼できる友、軍の大将チョン・ホンドゥが黒幕だと信じたことが大きな失敗のようでした。

 ホンドゥの自害による身の潔白の証明は、セウク長官と、ファンボ・ユン従事官の重大なミスを指摘することになります。セウクとユンの二人はどうなるのでしょうか。


 男としては、仕事の失敗はなんとしても許されないことなのでしょう。どの時代もいっしょです。
[PR]
# by arrive_at | 2006-07-17 16:00 | チェオクの剣
 前回の第5話でユンは脱獄の責任を負い、現場の責任者として罷免されることになりました。
 
 ユンは危険な潜入捜査に行ったチェオクの部屋で、一人、思いにふけっています。チェオクは危険な状態なのに、ユン自身は職務を解かれ、今は手助けすら出来ないのです。どんなにか心配で、愛おしく思っていることでしょうか。

 ユンはしばしの間、左捕盗庁(チャポドチョン)近くの宿で潜入捜査の動向を見守ることになります。不名誉な罷免を受けた男ってのは、なんと言うか忍耐のなかに悲哀がにじんでいるようで、そりゃナニさんも放っとけないでしょう。

 それはともかく、恋よりも事件解決に向けて「踊る走査線」よろしく警察は走り回るのでした。


ネタバレにご注意!○------------------------------------
 チャン・ソンベク率いる山の砦(とりで)に潜入したチェオクとマ・チュクチ。しかし、偽金作りの証拠となるものは見つからない。チェオクはとりいそぎファンボ・ユンに報告するため、砦(とりで)の地図と一味の様子を書き記したものをイ・ウォネに託する。

 一方、左捕盗庁(チャポドチョン)に、ユンの後任としてチョ・セウク長官の息子チョ・チオ従事官(チョンサガン)が着任。チオはユンへの対抗心をむき出しにし、ペク・チュワン、ウォネ、チェオクを外したメンバーで偽金事件の捜査にあたることに。

 ソンベクはすでに偽金作りの証拠を徹底的に隠滅していた。そうとは知らないチェオクとチュクチは、情報を得るため積極的にソンベクらに接近。カッチュルも行きたがらない「下の村」、カマ村への同行を申し出る。

 カマ村とは重い病にかかった人々が暮らしている村で、かつて謀反人の息子としてその身を追われたチェム(ソンベクの幼名)がかくまわれて、育った村だった。

 カマ村で暮らす亡き父の門弟ハクチョルと昔話をするソンベク。チェオクはハクチョルにかすかな既視感をおぼえる。ハクチョルはソンベクにチャン・イルスンの形見の刀を渡したが、その刀には「発墨」と書かれた紙が添えられていた。

 驚くチェオク。かつてチェオクの父もまた、「発墨」の意味を幼い兄妹に語って聞かせていたのだ。後刻、チェオクはソンベクに父親のことをたずねるが、ソンベクは「私の父は生きている」と答える。ソンベクが生き別れた兄ではないか、というチェオクの淡い期待は打ち砕かれた。

 ひそかに潜入捜査の動向を見守るユンは、軍の大将チョン・ホンドゥに呼び出され、別働部隊の育成を要請される。しかし、国王の許可を得ていないと知ったユンは即座に断わる。

 山の砦(とりで)近くの村で、悪行の限りを尽くす男がいることを知ったソンベクたちはチェオクを伴い成敗に出かける。その帰り道、ソンベクたちは軍に追われ、軍兵士の放った銃弾が馬上のチェオクを貫く……。













-----------------------------------○


 山の砦に潜入したチェオクとマ・チェクチ、そのバックアップとしてイ・ウォネがいて、チェオクからの捜査状況や地図をユンに伝えます。

 罷免中のユンにとっては捜査状況もチェオクも気になるところですが、耐えて時期を待つしかありません。ある意味、飛び出すチェオクよりも心配しながら待つユンのほうが、かなり心は苦しいのではないでしょうか。

 何といってもソンベクの理想に基づく大胆な行動力は、危険を承知で飛び出すチェオクとよく似た気質かも知れません。耐えて待つユンの性格からすると、この二人は手に負えないぐらい魅力のある存在かもしれません。あくまで想像ですが。

 さて、何といってもソンベクの行動ですが、弱いものから搾取する悪者の役人を切り、追っ手から馬で逃げる途中に一緒に行動していたチェオクが銃で撃たれ馬から転げ落ちます。

 ソンベクは子どもの頃に逃亡中に妹を置き去りにした光景がよみがえり、危険を承知で役人の追っ手のなかに突入し、チェオクを助けようとします。ソンベクがただの悪人ではないような、そんな勇敢な一場面でした。とにかくカッコイイのです。


 ユン、ソンベクに負けるな!
[PR]
# by arrive_at | 2006-07-17 15:16 | チェオクの剣
 いよいよ潜入捜査開始です。偽金つくりの現場を押さえ、証拠を持ち帰るというのが任務のようですが、そんな危険な任務に加えて、さらに危険な人物ソンベクの元に飛び込んでいくわけですから、これから先の運命が変わってしまっても知りませんよ。新たなる出会いは危険に満ち満ちています。


ネタバレにご注意!
○---------------------------------------
 チェオクとソンベクは、マ・チュクチとカッチュルの脱獄を手助けする。ファンボ・ユン率いる左捕盗庁(チャポドチョン)は脱獄を阻止する振りをしながら、わざと二人を脱獄させてイ・ウォネに追跡させる。マ・チュクチと男装のチェオクは義兄弟を装い、ソンベクとカッチュルに同行。4人は大商人タルピョンのもとに逃げ込むが、タルピョンはチェオクとマ・チュクチを警戒する。耳が聞こえないと言うチェオクに、銃を向けるタルピョン。本当に耳が聞こえないかどうか、確認すると言うのだ。耳元で発砲されれば、チェオクの鼓膜は破れてしまう。チェオクが左捕盗庁(チャポドチョン)の茶母(タモ)であることに気付いているソンベクは直前に銃を払い、暗にチェオクを助ける。しかし、チェオクたちにこれ以上の同行は許さないと告げる。

 しかしチェオクとマ・チュクチはここで引き下がるわけにはいかない。二人は、渡し場で手配中の罪人とばれ、窮地に陥ったカッチュルを助ける。何度も命を助けられたカッチュルの、マ・チュクチたちに対する信頼はゆるぎないものとなり、ソンベクも同行を許さざるを得なくなる。

 チョ・セウク長官は朝廷に呼び出され、脱獄の責任を問われる。セウクは詳細を語ることなく、1ヶ月の猶予を国王に請い、国王もそれを容認。しかし大臣たちの反発は収まらず、代わりに現場の責任者としてユンが罷免されることになる。ユンはセウクの勧めで、しばしの間、左捕盗庁(チャポドチョン)近くの宿で潜入捜査の動向を見守ることになる。セウクの娘ナニはユンのために作った服を差し出すが、ユンにナニの気持ちを受け入れるつもりはない。
 
 その頃、ピョンテクは武官の試験を受けていた。片時もチェオクのそばを離れたくない一心で臨んだ実技試験はすべて不合格。それでも唯一、学科ですばらしい成績を収めたピョンテクは、見事武官に合格する。

 ようやく到着したソンベクの本拠地、山の砦(とりで)はチェオクたちの想像を絶するものだった。広大な敷地に統率の取れた軍、そして大勢の配下がソンベクに寄せる信望……。夜、二人を歓迎した宴が開かれ、ソンベクはチェオクたちを自分の弟分として紹介し、チェオクに告げる。「この砦(とりで)で皆と共に、ずっと平和に暮らせたらいいのにな」と……。
--------------------------------------○


 ユンには可哀想だけど、この潜入捜査はチェオクとソンベクの距離を近づけさせてしまうようです。

 もともとソンベクは盗賊などの悪人とは違い、何かしらの理想を掲げて行動しているところがあります。渡し舟で高慢な態度を取った官僚を懲らしめたり、病気の母親を背負った男に高価な天然の高麗にんじんを与えたり、義兄弟のガッチョルを助け出そうとしたり、根っからの悪人とはいえないようなところがポイントですね。いったいぜんたい何者なのでしょうか。

 今回も脇役の紹介です。

(ピョンテク)ちょっと太り気味な体型ですが、チェオクのことが大好きで、アン父さんに身分違いの恋をするなといさめられますが、それでも一生懸命です。武官試験に合格し、いよいよ茶母(タモ)のチェオクたちの上司になれたわけですが、実らぬ恋に挑戦し続ける姿は可愛らしくもあります。がんばれ。

(チョ・チオ)前回登場したチョ・チオは、ユンの上司の長官チョ・セウクの息子です。ユンに対してラオバル意識があり、また、父親に対しての劣等感もあるようで難しい性格でもあります。

(チョ・ナニ)長官チョ・セウクの娘でチョ・チオの妹になります。いうまでもなくユンに片思いをしていますが、女性の片思いは少しみじめに感じます。ユンがチェオクに思いを寄せていることを知っていてもなお、そのユンへの思いは募っていくようです。頑張れとはいえませんが、それでも負けるな。
[PR]
# by arrive_at | 2006-07-17 14:33 | チェオクの剣
 第3話からはテレビを見るだけだったので、資料がなくて詳しくは書けません。しかたがないので、NHKの「チェオクの剣」のホームページを参考にしましょう。


 第3話では、ユンの参謀であるチュワンとチェオクは高麗にんじん売りに化けて偽金つくりのアジトと思われるところに潜入しました。チュワンをアジトから抜け出させ、チェオクは捜査を始めるが捕まって逆さづりにされます。左捕盗庁に戻ったチュワンはユンを連れてアジトにむかい、敵に傷つけられ怪我を負ったチェオクが無事だったにも関わらず、偽金をみつけることは出来てもチェオクの無謀な行動にユンは怒りをあらわにするのでした。 

 本音と建前というよりは、相手に思いを寄せる気持ちを押し殺して仕事を優先させる二人には、いつまで経っても不安定な状態が続きます。

 
ネタバレにご注意!
○---------------------------------------
 捕盗庁(ポドチョン)を辞すとユンに告げ、身分証を返したチェオクだったが、ウォネとチュワンの策により、再び左捕盗庁(チャポドチョン)で働くことになる。


 偽金作りの容疑で捕らえたものの、首謀者と思しきノ・ガッチュルの自白はとれず、またそのアジトからも証拠となるものは一切出てこない。

 右捕盗庁(ウポドチョン)ではチョ・チオ従事官(チョンサガン)が偽金に関与した人物を片っ端から拷問にかけており、チョ・セウク長官の怒りを買う。チオ従事官(チョンサガン)は激しく反発するが、それは息子の自分を認めずファンボ・ユンを高く買っている父に対するいらだちでもあった。

 ユンは苦肉の策としておとり作戦を提案し、セウク長官の協力を得る。チェオクと縁のあるマ・チュクチを殺人犯に仕立ててカッチュルの牢に送り込み、意気投合させたあと、一緒に脱獄させ真のアジト「山の砦(とりで)」を突き止める、という作戦だった。マ・チュクチはカッチュルにうまく取り入る。

 その頃、ソンベクは捕らわれた義兄弟カッチュル救出に向け準備を始めていた。しかしその一方ではチェ・ダルピョンが、情報がもれる前にカッチュルを始末するようスミョンに命を下す。

宮廷の実力者チョン・ピルジュンがセウク長官を訪ね、セウクの娘ナニとの縁談話を持ち出す。ナニと話をしたセウクは、ナニがユンへ深い恋慕を抱いていることを察する。一方、チェオクは「山の砦(とりで)」潜入作戦に志願。ユンはチェオクの意を汲み、「何があっても必ず生きて戻るのだぞ」と送り出す。

死体に化け牢の外に出たカッチュルとマ・チュクチだったが、すんでのところでばれてしまった。追っ手が迫る中、現れたソンベクとチェオクはそれぞれ、二人の脱獄の手引きをする。
-------------------------------------○

 今回では脇役の人々の様子がかなり詳しくわかります。

(マ・チュクチ)チェオクの荷物を盗んだり、夫婦で盗人を繰り返していましたが、チェオクに捕まった時に許してもらったことで、チェオクを「姉さん」と呼び忠誠を誓う。今回はおとり作戦として、マ・チェクチをソンベク一味が入る牢屋に送り信用させ、脱出計画を実行することでソンベク一味に信用させて、さらに本当のアジトにチェオクと共に潜入させるという大役を引き受ける。マ・チェクチ、頑張れ。

(ノ・ガッチュル)ソンベク一味の中でもしっかりした人で、牢屋では牢名主のようだが、マ・チェクチを信用し一緒に牢破りをする。

(スミョン)ソンベクのお供をしているが、ソンベクを利用しようとするチェ・ダルピョンの手下である。ユンに仕えるチェオクのように、ソンベクにお供するスミョンだが、ソンベクに好意を寄せていてもやはり回し者の立場は辛いものがあるようだ。


 いよいよ、「山の砦」へチェオクがマ・チェクチと潜入するという危険な任務に就くのだが、その危険な任務を許しながらもチェオクの身を案じ、思わず抱きしめるユンでした。「行くがよい。何があっても生きて戻るのだぞ」。心の葛藤は時として抑えきれない衝動となるのでしょう。たぶん。
[PR]
# by arrive_at | 2006-07-17 12:24 | チェオクの剣
 ファンボ・ユンとチェオクの生い立ちがわかりましたので、この時代の身分制度と大儀への滅私奉公を重んじる人々の、本心と理想との葛藤が凄まじいものがあります。

 今のこの自由すぎる時代には、このような大義名分に命を欠ける値打ちが理解できるのでしょうか。出来ても出来なくても、そういった時代を生きる人々の苦しみや生きがいや、そして幸福感というものが伝わればいいのではないかと思います。

 この話しはそういった時代を背景に、天涯孤独になったチェオクとユンが歩んだ修行の日々が、大人になっても二人を一層結びつけるようにも思います。

 また、親を失い、妹の安否を気遣いながらも、父親が目指した行政改革というか世直しを、自分の意思で行動するソンベクも宿命の人であります。妹の生死が心配で仕方なかった兄ではありますが、再びあった時にはまさかの反逆者とそれを取り締まる役人という立場でした。運命というのはこうまで皮肉にも兄弟の仲を裂こうとしているのでしょうか。

 ということで、あらすじをばんばんと飛ばしていきたいと思います。


ネタバレにご注意!
○---------------------------------------
 ユンが偽金事件のために送り込んでいた密偵チャンガクが死体で見つかる。死因は毒殺だった。生前のチャンガクから、最近高級品を買いあさる組織があるとの情報を得ていたことから、チェオクとチュワンは高麗にんじん売りに扮し、捜査を始める。そこへ盲目の男が現れ、高麗にんじんが野生のものかどうか吟味する。そしてチェオクたちの気付かぬ間に1本盗み出し、貧しい親子に恵んでやる。盲目の男の正体はソンベク。ソンベクは大商人チェ・ダルピョンの屋敷を訪ね、同志ノ・ガッチュルの働きぶりをたずねる。

 二人組の商人がチェオクたちの高麗にんじんに支払った金は偽金。即座にユンに報告しようとするチュワンを制し、黒幕まで突き止めようと提案するチェオク。そこへ金目当てのマ・チュクチが盗みに入る。さらにそこへ、高麗にんじんを買った商人が武装して戻ってくる。チェオクたちが野生とふれ込み売った高麗にんじんは偽物だったのだ。

 チェオクは作戦通り、自分が人質となり連中のアジトへ行き、チュワンを解放させる。チェオクはアジトの倉庫の床下から偽金を発見。しかし再び捕らえられ、吊るし上げられてしまう。

 一方その頃、捕盗庁(ポドチョン)に戻ったチュワンの様子から事の次第を察したユンは、隊を率いてアジトに向かう。チェオクを救出し偽金も押収したユンだったが、独断で捜査を進めたチェオクに謹慎を言い渡す。

 ユンの役に立つにはこれしかないと思っているチェオクは、自分のやり方がユンの負担になってしまうのならば、と捕盗庁(ポドチョン)を辞す決意を告げる。
--------------------------------------○

 
 偽金を作る者についてはまだわからないけど、かなり怪しいソンベクたちの行動がチェオクやユンと対立するだろうということは想像できます。ソンベク側の非情なタルピョンは、捕らえられたカッチュルを切り捨てようとしますが、ソンベクは必ず助け出そうと心から思っています。ソンベクたちの集団は一体何をしているのでしょうか。

 チェオクの危険な行動に心を痛めるユンですが、決して本心は話さないので、いつもチェオクの行動を責める事になります。チェオクもユンに対する気持ちがよくわかっていないので、ユンへの献身が生きがいになっているようです。身分の違いがあるために、ストレートに本心を伝えることなど出来ない時代だったのでしょう。

 あ~あ、じれったい。
[PR]
# by arrive_at | 2006-07-16 23:52 | チェオクの剣
 その3の続きです。


ネタバレにご注意!
○--------------------------------------
 話が前後するが、葬儀屋コッチの所に単身で乗り込んだチェオクが、水浴びをし、盗人マ・チェクチ夫婦を懲らしめ、土砂降りの中を家に帰ると、その雨の中をユンが待っていた。ユンは思いつめたようにチェオクに修練場に来るようにいい、自ら木刀を選び、チェオクには真剣での稽古をつけるのだった。

 雨の降りしきる草原を飛び交いながら戦う二人。ユンの木刀がチェオクの肩を突く。
 「私がどのような過ちを犯したというのです」とチェオクはたずねる。ユンは「それも分からんのか。偽金は取り戻せても、一度失くした命は取り戻せぬのだぞ。おまえは殺されるところだった。母親と兄を見つける前に己が死んでいたかもしれない。その様な勝手な振る舞いをするのならここにいるまでもない。出て行け」。

 その厳しさの中にはチェオクの身を案じるユンの切ない気持ちがあふれている。
-------------------------------------○














チェオクの無謀さを心配しながら雨の中を待つユン。さらにユンを慕う長官の娘ナニ。














お互いに惹かれあう気持ちを心に押し留め、「大儀の為に戦う」というために修練を積む二人。お互いに刃を向け合うというシーンは運命を感じさせるものがあります。






























 ユンはチェオクが危険を冒して死ぬところだったというのが許せないと言い、草原を去って行きます。チェオクは、「ナニお嬢様と早く結婚なさいませ」と言い、二人の引き合う心とは裏腹に、自己抑制と自己犠牲を表してしまうのも、身分の違いゆえなのでしょうか。許されない愛に惹かれる心と相手に献身することが矛盾しながらもお互いの心を苦しめているようです。大人になればなるほど切ない胸の内です。



 第2話は「生い立ち」というサブタイトルのとおり、チェヒとチェムの逃亡という運命からはじまって、7歳のチェヒが仕える家にはユンがおり、その二人が修行に出されていくという、成長の過程が描かれていました。

 身分制度が厳しく、また、武官というような職に就く為に厳しい修行に耐えるユンとそれを見守り共に成長していくチェヒのひたむきさが心を揺さぶります。

 大人になって、立場を重んじながらも、相手への深い思いを胸にしまっている様子がこれまたジーンときますが、いよいよ現在の厳しい状況が始まります。




 















 さて、本日のベストショットは、ユンとチェオクが雪山で修行中の、大きくなってからのものです。まだ、厳しい仕事に就く前の、苦悩のない純粋な二人の笑顔でしょうか。



(今日に限って、何だか長編になりました。次回からは当分画像はありません。)
[PR]
# by arrive_at | 2006-07-15 23:38 | チェオクの剣
 その2の続きから。


ネタバレにご注意!
○--------------------------------------
 やがて元僧軍の長スウォルの元で修練を重ねたユンは、捕盗庁(ポドチョン)のチョ・セウク長官の元で働くこととなる。そしてチェヒもチェオクと名を改め、ポドチョンの茶母(タモ)として引き続きユンに仕えることになったのだ。
-------------------------------------○















チェ・セウク長官がユンを迎えに来ます。ユンは父親の元に戻り、チェ・セウクの推薦により、念願の武官になることを報告します。また、父親は私生児のユンに向かい「父と呼べ」と言い、身分の違いで今までは「旦那様」と呼んでいたにもかかわらず、ついに「父上」と涙ながらに呼びます。こういったところが時代の厳しさと出生の複雑さのなかで生きていく困難をよく表しています。

















修練を積んだ元僧軍の長スウォルに別れの言葉を頂きます。「野に咲く草花にさえもそれなりの縁や事情があるもの。もし剣を抜く時は、抜く前に今一度考えるのだぞ」というような戒めの言葉だったかな~。チェオクも謀判者チャン・イルスンの娘チェヒという名を世間は覚えているので、チェオクと改名してもらいました。ユンと山を降りるとき、ユンからも「光り輝く玉。チャン・チェオク。チャン・チヒではなくチャン・チェオク。よい名だ」と言ってもらいました。




その4に続く。
[PR]
# by arrive_at | 2006-07-15 22:49 | チェオクの剣
 エントリが思ったより長くなり、仕方なく4つに分けることになりました。ちょっと画像が多すぎたのが問題のようです。しかし、根性でエントリします。


ネタバレにご注意!
○--------------------------------------
 捕らわれた当時7歳のチェヒは身分を落とされ、使用人として、地方長官の家に仕えることになる。

 そこには、地方長官の妾の息子ユンが差別を受けながら暮らしていた。ユンは、自らの境遇をチェヒに重ね合わせ、以後二人は兄妹のように時を過ごしてきた。
-------------------------------------○


 「まことの強さとは何か分かるか。山に阻まれ海に阻まれても、生涯をかけ己の夢を貫き通すことに他ならない」若き日のユンに師匠は問うた。












































































































 子どもの頃のチェヒとユンの修行時代です。なかなか子役が可愛かったので、写真の大盤振る舞いです。まだ未来への期待と希望に満ちた日々の修行だったのでしょうか。身分の違いはあるにせよ、まるで兄妹(きょうだい)のように寄り添って励ましあう二人がたいへんいとおしく感じます。


その3に続きます。
[PR]
# by arrive_at | 2006-07-15 22:47 | チェオクの剣
 第1話をサッカーW杯特集で見逃した私は、早速TSUTAYAで第1、2話のDVDを借りてきました。ただし、全編をレンタルすると毎日の楽しみがないので1本だけにしました。

 今週は4日間、来週は3日間で一夜2話づつ放送され14話で完結します。この2週間は「チェオクの剣」の短期集中放送なので楽しんでいきたいと思います。


ネタバレにご注意!
○--------------------------------------
 ソンパの飲み屋で荷物を盗まれたチェオク。故買人(こばいにん・・・盗品と知って売り買いする人)の供述から、チェオクは盗人マ・チュクチ夫妻を追って、二人が間借りする葬儀屋コッチの元へ。

 いざ踏み込むも、捜査と知らずチェオクのあとを追ってきたピョンテクが足手まといとなり、窮地に陥ってしまう。そこへ、先刻船着場で会った男ソンベクが現れチェオクに加勢。続いてファンボ・ユン従事官(チョンサガン)とウォネも到着し、事なきを得る。

 騒動に紛れて逃亡したマ・チュクチ夫妻だったが、またしてもチェオクに捕まり、盗みの世界から足を洗うことをチェオクに約束する。
-------------------------------------○
盗人マ・チェクチを追いかけるチェオクと協力するソンベク











葬儀屋コッチとの戦い












チェオクを助けたソンベクを、後から駆けつけたユンが敵と間違えて剣を切りつけましたが、ユンにも増して剣の達人のソンベクは掌で刃を受け止めます。血が流れていますが…。






○--------------------------------------
 帰り道、1人川で水浴びをするチェオクは子供時代を思い出していた。

 弘文館(学問をつかさどる官庁)の官僚チャン・イルスンの娘チェヒとして生まれたチェオクだったが、15年前、父が逆賊として告発され自害。チェヒは兄と一緒に逃げる途中、馬から落ちてしまい、兄だけが舟で逃げ、チェヒは役人に捕まる。
-------------------------------------○
兄の名前はチェムだったかな。兄は父親と交わした最後の会話の中で、この「發墨」という字の意味をしっかりと胸に刻み、二人とも親と別れ別れになります。








父親のチャン・イルスンは急進派で民のことを考え、朝廷と対立し、謀判者として捕らえられようとしますが、子供たちが逃亡した直後、自害します。







子供二人と父親の親友が逃亡します。











追っ手の攻撃を受け馬から転げ落ち、チェヒは兄とはぐれてしまいます。また、兄は父の親友に助けられ、チェヒの名を叫びながら船で遠ざかっていきます。この兄妹の別れは実に悲しい場面です。






その2に続きます。
[PR]
# by arrive_at | 2006-07-15 20:53 | チェオクの剣
 いつものBS映画の時間帯に「チェオクの剣」の短期集中放送が始まりました。普通の映画に戻るまで、しばしこのドラマにお付き合いすることにしましょう。

ネタバレにご注意!
○--------------------------------------------
 竹林でのチェオク(女)とチャン・ソンベク(男)の空中戦からはじまります。ソンベクはチェオクに優しい笑みを向け、しかし、戦いは真剣であり厳しいものです。何故この二人が戦っているのかが最初は分かりません。この出だしこそがラストのシーンであり、この結末が大きな意味を持っていることは、これからはじまる物語の複雑さと激しさを予感させます。
 ソンベクは馬に乗り役人達から逃げようとしますが、最後は草原の大きな岩場に追い詰められて囲まれます。追ってきた役人側のチェオクと最後の戦いになりますが、そのソンベクの振り上げた剣はどうなるのでしょうか。
--------------------------------------------○

 
あらすじは○-----  -----○で囲んでみました。ネタバレするといっても、すでにNHKの「チェオクの剣」のホームページでは、放送終了と共に詳しいあらすじが公開されているので、それほど気を使っているわけではありません。また、韓流ドラマの熱狂的なファンではないので、それほど熱心なプレビューを書くということはありません。あくまで、自分流のドラマ鑑賞とその感想をエントリしたいと思います。ファンの方にはがっかりさせるとは思いますがその点よろしくお願いします。



○--------------------------------------------
 1692年、若い人妻の死体が見つかったということで、調査を開始する従事官(チョンサガン)のファンボ・ユンと、左捕盗庁(チャボドチョン)武官のイ・ウォネ、そして茶母(タモ)のチェオクが登場します。チェオクは頭がよく勇気があり、そして武術に長ける女刑事というところでしょうか。事件はあっという間に解決します。
 
 警察の仕事を行う捕盗庁には右と左があって、その左・右捕盗庁のポロ競技のようなキョックの試合が行われましたが、チェオクはイ・ウォネという武官が負傷をした代わりに試合に出て勝利をおさめます。しかし、チェオクのいる左捕盗庁の勝利が気に食わない右捕盗庁の従事官がチェオクの身分を責めて、その後大乱闘になります。
--------------------------------------------○



 17世紀の韓国王朝時代という時代設定なので、武官や兵士などの衣装や官庁の様子が大変興味深いです。長官と従事官がチェオクの入れたお茶を飲むシーンから入りますが、よく出来た長官と優秀な従事官であるファンボ・ユンの穏やかな会話は何とも優雅であり、また、優秀そうな人物を表しているようです。このファンボ・ユンがチェオクともう一人の男と3人で主人公を成しており、ファンボ・ユンはお茶を入れたチェオクをいとおしそうに見つめるようであり、何だかいい感じです。



○--------------------------------------------
 乱闘の末、骨折者が出た右捕盗庁ですが、その従事官チェ・チオが左捕盗庁に責任を取れと抗議します。その責任をファンボ・ユンが取ろうとしますが、チェオクが先回りして右捕盗庁の従事官チェ・チオに謝りに行き、腕を切り落とすことで許しを請うことになります。
 そのチェ・チオの剣がまさにチェオクの腕に振り落とされんとする時にファンボ・ユンが現れ、チェオクを救います。救ったといってもチェオクの腕は刀で切られ、血が流れたままファンボ・ユンと帰ることになります。

 夜桜の花が舞い散る中でチェオクの傷口を手当てするファンボ・ユンと、痛みに耐えながらファンボ・ユンに仕えるチェオクでした。
 ユ「痛むか?」
 チェ「少し痛みます。」
 ユ「私の心も痛む。」

 チェオクの行過ぎた危険な行動に心を痛めるファンボ・ユンでした。
---------------------------------------------○



 チェオクとファンボ・ユンの関係は、幼い時に辛い日々を共に過ごした絆があり、それがいまもお互いを思いやる気持ちに繋がっているようです。もしかしたら、それは本人が気付かないだけで、信頼から相手を思う気持ちに変化していっているのかもしれません。その辺は追々分かってくるのではないでしょうか。



○----------------------------------------------
 左捕盗庁では「にせがね」が市中に出回っていることを極秘で調査中です。その偽金を調査する為にチェオクもあちこちで情報を得ようとします。その途中で出くわした二人連れの一人が最初に戦った男でした。その男の正体は何者なのでしょう。
---------------------------------------------○


 第一話「偽金事件発生」ということで、イントロ部分の謎と、左捕盗庁のファンボ・ユンとその女刑事である茶母(タモ)のチェオク、謎の男の登場と相成りました。
[PR]
# by arrive_at | 2006-07-14 23:34 | チェオクの剣