昔日のローマ #3

 帝国書院の標準高等社会科地図の30ページを開いています。

 小アジアのトルコとヨーロッパのブルガリア人民共和国を区切るのが、海水の黒海であり、ボスボラス海峡です。そして、それはマルラマ海、ダーダネルス海峡を経て、エーゲ海へと続きます。

 トルコといえば、庄野真代さんのヒット曲(1978年)はどうでしょう。
 「いつか忘れていった こんなジタンの空箱   ひねり捨てるだけで あきらめきれる人…」

 ジタンがなんなのかは分かりませんが、「飛んでイスタンブール 光の砂漠でロール」ってぐらいで、エキゾチックなところではないかと想像してしまいます。

 友達の、f 嬢は今日からトルコの旅に出掛けて行ってしまいました。いいなぁ、トプカプ宮殿。

 
 話を戻します。
  
 イスタンブールはボルボラス海峡のブルガリア側にありますが、トロイはイラン・イラク・シリア側のダーダネルス海峡近くにあります。


【トロイ(トロイア)戦争のころ】

 直接にはローマとは関係ないのですが、この話からローマへと続いていくようなので、端折って書きます。

 ギリシャ神話としてのあらすじですが、ヘラ(結婚と母性、貞節の女神)、アテナ(都市の守護女神)、アフロディテ(愛と美と性の女神)が、一番美しいのは誰かを競い、ゼウスはトロイの王子パリスに審判させました。「パリスの審判」で、スパルタ王メネラオスの妃ヘレネと結婚できるというアフロディテの誘いにのってしまいます。

 ギリシャのスパルタから、パリスはヘレネをトロイに連れて行きます。スパルタ王はギリシャ軍に総大将アガメムノン指揮でトロイに攻め込みます。

 なかなか決着がつかないまま10年目にギリシャのパトロクロスという勇者が死にます。その親友アキレウスはトロイを攻めます。トロイは防備の為、城内に閉じこもって戦い続けます。

 このときギリシャ武将のオデュッセウスが考えた大きな木馬を城の前に置いたままギリシャ軍は引きあげてしまいます。その木馬をトルコ軍は城内に入れ、人々が眠りについたころ、木馬の内部に潜んでいたギリシャの兵士が出てきて、トロイはついに陥落してしまいます。これが有名な「トロイの木馬」ですね。


 ローマと関係があるのは、このトロイから脱出したアイネイアスなんです。アイネイアスはトロイの王の婿で、ヴィーナスと人間の間に生まれた子で、ヴィーナスが正に神がかりで助けたのでしょうか。

 アイネイアスとトロイの王、息子そして何人かの者と船で逃げたのですが、エーゲ海、イオニア海、シチリア島を西に回ってティレニア海、北アフリカのカルタゴ、イタリア中部のクーマ、ガエタ、ラヴィーノと、漂流していきました。

 アイネイアスはそこのラティウム国王の娘と結婚し、トロイに変わる都を作りました。アイネイアスの死後は、息子のアスカニウスが王位を継いだそうです。その後、アスカニウスはアルバロンガという新しい都を作りました。アルバロンガというのがローマになる前の都市だったようです。

 
[PR]

by arrive_at | 2007-10-16 21:25 | イタリア  

<< 昔日のローマ #4 昔日のローマ #2 >>