Spring Waltz#7-1/3
2007年 06月 20日
春のワルツ 第7話 母の眠る島へ
<ネタバレに注意>
「急にどうしたんだよ。」
「出て行け。」
「ウニョンに謝れよ。」
「出ろと言っているんだ。」
「早く謝れ。」
チェハとフィリップがにらみ合っています。そして、ウニョンは走って部屋を出て行ってしまいます。
イナが小箱をさわろうとすると、チェハは「さわるな」と小箱を引っ込めてしまいます。チェハは一人にしてくれと言い、イナは呆れてしまいます。
フィリップがウニョンに追いつくと、チェハのことを謝ります。しかし、ウニョンは急に怒鳴られたことに気分を悪くしてしまいます。イナがチェハが神経質なことを説明し、チェハのものを勝手に触ったウニョンにも責任があると言います。
部屋に戻ったチェハに、フィリップはウニョンに謝れと迫ります。しかし、反対に嫌味を言います。チェハにはかなり大きな何かがあったのかもしれません。
チェハの突き放した態度に、フィリップは呆れてしまいます。
ウニョンはトラックで家に戻りますが、その助手席に置き忘れられたフィリップの携帯電話に、チェハからの電話がありました。それに気付いたウニョンですが、切ってしまいます。
部屋の椅子に座りながら、ただただ苦しい表情のチェハがいます。
ウニョンはすでに床についていますが、ミジョンは寝入っているのにウニョンはまだ寝付けません。フィリップの携帯電話のマナーモードが鳴り出しました。
ウニョンはためらった末、受話器を取ります。
「あのー。」
「悪かった。
だけど、彼女を見るとなぜかつらくなって、イライラするんだ。
失礼なことをしてしまった。
一番の親友なのに、心から反省している。
アリスにも伝えて、『済まなかった』って。
僕には会いたがらないだろうから。
頼んだぞ。」
思わぬ人から本心を聞くことになったウニョンですが。
翌日、ホテルにウニョンはフィリップに会いに来ました。しかし、フィリップは外出中のようです。ウニョンは携帯電話をフロントに預けると、化粧室に行ってスカートのほころびを直しに行きました。
トイレのゴミ箱に捨てられた財布をフロントに届けに行ったウニョンは、そこで中年のリッチそうな女性に財布泥棒と間違えられました。
女性はしつこくウニョンを疑い、警察に行こうとウニョンのむなぐらをつかみます。「私のお金はどこなの、出しなさい。」と、ウニョンの鞄の中身を床にぶちまけてしまいます。フロントも「お客様、盗んだ財布を届けに来る泥棒はいませんよ。」とかばいます。
しかし、その女性は運が悪かったと自分勝手なことばかり言って、ウニョンに謝ろうともしません。ウニョンが謝るように言っても「警備が生ぬるいからよ。」と人のせいにしています。
そこに現れたチェハが大きな声で女性を叱り、女性は誠意の無い態度で「悪うございました。」と吐き捨てるように言って去っていきました。
濡れ衣を着せられたウニョンは玄関で泣いていますが、チェハは何もしてあげることが出来ません。ちょっと、もどかしいですね。
チェハが部屋に戻ろうとすると、フロントが呼び止めます。
「先ほどの女性とはお知り合いでしょうか。
では、あの方の落し物です。
ああ、それと、フィリップさんはお連れさまですよね。
さっきの方がフィリップさんのだと言って、こちらの携帯を。」
チェハは、昨夜電話にでたのはフィリップでは無くて、フィリップの携帯を持っていたウニョンだったことを悟ります。ウニョンへの気持を話したことを思い出し考えてしまいます。
ウニョンの落としたファンデーションは割れてしまいました。
フィリップのところに携帯電話を届け、「アリスが持ってきた。」といって渡しました。
「昨日は本当に悪かった。
つい、カッとなって。」
「ウニョンにも謝った?」
「心配するな。あの子には、ちゃんと謝るから。」
「僕も悪かった。
でも、ウニョンへの気持は本物だよ。」
「電話してみろ。落ち込んでるからな。」
つづく
<ネタバレに注意>
「急にどうしたんだよ。」
「出て行け。」
「ウニョンに謝れよ。」
「出ろと言っているんだ。」
「早く謝れ。」
チェハとフィリップがにらみ合っています。そして、ウニョンは走って部屋を出て行ってしまいます。
イナが小箱をさわろうとすると、チェハは「さわるな」と小箱を引っ込めてしまいます。チェハは一人にしてくれと言い、イナは呆れてしまいます。
フィリップがウニョンに追いつくと、チェハのことを謝ります。しかし、ウニョンは急に怒鳴られたことに気分を悪くしてしまいます。イナがチェハが神経質なことを説明し、チェハのものを勝手に触ったウニョンにも責任があると言います。
部屋に戻ったチェハに、フィリップはウニョンに謝れと迫ります。しかし、反対に嫌味を言います。チェハにはかなり大きな何かがあったのかもしれません。
チェハの突き放した態度に、フィリップは呆れてしまいます。
ウニョンはトラックで家に戻りますが、その助手席に置き忘れられたフィリップの携帯電話に、チェハからの電話がありました。それに気付いたウニョンですが、切ってしまいます。
部屋の椅子に座りながら、ただただ苦しい表情のチェハがいます。
ウニョンはすでに床についていますが、ミジョンは寝入っているのにウニョンはまだ寝付けません。フィリップの携帯電話のマナーモードが鳴り出しました。
ウニョンはためらった末、受話器を取ります。
「あのー。」
「悪かった。
だけど、彼女を見るとなぜかつらくなって、イライラするんだ。
失礼なことをしてしまった。
一番の親友なのに、心から反省している。
アリスにも伝えて、『済まなかった』って。
僕には会いたがらないだろうから。
頼んだぞ。」
思わぬ人から本心を聞くことになったウニョンですが。
翌日、ホテルにウニョンはフィリップに会いに来ました。しかし、フィリップは外出中のようです。ウニョンは携帯電話をフロントに預けると、化粧室に行ってスカートのほころびを直しに行きました。
トイレのゴミ箱に捨てられた財布をフロントに届けに行ったウニョンは、そこで中年のリッチそうな女性に財布泥棒と間違えられました。
女性はしつこくウニョンを疑い、警察に行こうとウニョンのむなぐらをつかみます。「私のお金はどこなの、出しなさい。」と、ウニョンの鞄の中身を床にぶちまけてしまいます。フロントも「お客様、盗んだ財布を届けに来る泥棒はいませんよ。」とかばいます。
しかし、その女性は運が悪かったと自分勝手なことばかり言って、ウニョンに謝ろうともしません。ウニョンが謝るように言っても「警備が生ぬるいからよ。」と人のせいにしています。
そこに現れたチェハが大きな声で女性を叱り、女性は誠意の無い態度で「悪うございました。」と吐き捨てるように言って去っていきました。
濡れ衣を着せられたウニョンは玄関で泣いていますが、チェハは何もしてあげることが出来ません。ちょっと、もどかしいですね。
チェハが部屋に戻ろうとすると、フロントが呼び止めます。
「先ほどの女性とはお知り合いでしょうか。
では、あの方の落し物です。
ああ、それと、フィリップさんはお連れさまですよね。
さっきの方がフィリップさんのだと言って、こちらの携帯を。」
チェハは、昨夜電話にでたのはフィリップでは無くて、フィリップの携帯を持っていたウニョンだったことを悟ります。ウニョンへの気持を話したことを思い出し考えてしまいます。
ウニョンの落としたファンデーションは割れてしまいました。
フィリップのところに携帯電話を届け、「アリスが持ってきた。」といって渡しました。
「昨日は本当に悪かった。
つい、カッとなって。」
「ウニョンにも謝った?」
「心配するな。あの子には、ちゃんと謝るから。」
「僕も悪かった。
でも、ウニョンへの気持は本物だよ。」
「電話してみろ。落ち込んでるからな。」
つづく
by arrive_at
| 2007-06-20 22:38
| 春のワルツ 2007