CHANEL ROUGE ALLURE 24 EVOCATION


by arrive_at

Spring Waltz#5-2/2

つづきより


 クリスタルデザインコンテストの事務所に出かけたチェハは、ウニョンの住所を教えて欲しいと頼みますが、個人情報は教えられないと断られます。

 しかし、支援をするのならということで、連絡先を書き止め、優勝者に伝えることはできると言います。チェハは連絡先を置いていきます。


 しばらくして、事務所にフィリップが訪れ、ウニョンに会いたいので連絡先を教えてくれるように頼みます。片言の英語で受付の女性を説得します。フィリップのなかなか巧みな説得に、ホンデイ通りでピンクのトラックで雑貨を売っているという情報を教えてしまいます。


 フィリップはついにピンクのトラックを見つけます。そこにはチェハも来ていたのですが、フィリップが訪ねていくところを見て戸惑います。

 ウニョンがトラックから出かけるのを見つけて、チェハは後をつけていきます。

 ウニョンは小さな飲食店に入って、仕事の準備をしますが、チェハもその店に入って行き、店の端の席に腰かけます。ウニョンは注文をとって、弟と話をしながら海苔巻きを作ります。お母さんが帰ってきて、家賃の値上げについて愚痴をこぼします。
 
 その様子を見て、チェハはウニョンには兄弟も親もいないことを思い出します。


 急にチェハは店を出て行ってしまいますが、青いマフラーが残されていました。ウニョンは店を出てマフラーを渡そうとお客さんを探しますが、遠くから振り返ったのはチェハだと気が付きました。


 「ウニョンは死んだ、手術は失敗したんだ。」

 子どもの頃、遠い異国の地でそう父親に聞かされたチェハは、 なす術もなく悲しみます。

 「お気の毒に、手術の後遺症で亡くなったようですね。」

 病院でも、ウニョンが亡くなったと聞かされて肩を落とすチェハでした。


 ウニョンは店からトラックに戻る途中、露天で商売をする人の取り締まりを見つけ、慌ててミジョンに逃げるようにと知らせます。
 ミジョンはフィリップに手伝ってもらい、商品をトラックに積みます。そして、トラックはウニョンの運転で走り出しました。

 公園で止まると、後ろの荷台からはフィリップが降りてきます。車酔いをしながら、フラフラと降りてくるフィリップを見てウニョンは驚きます。ミジョンも何だかフィリップに好意を持っているようです。

 フィリップがビジネスで韓国に来たということを知って、チェハも来ていたことが分かります。さっき店に来た人はチェハかもしれません。
 ぼんやりとチェハのことを思い出すウニョンでした。


 ピアノ室で一人お酒を飲みながらチェハはピアノを弾き続けます。

 過去の記憶をたどりながら、またはその思い出を振り払おうとしながら、それでも、ウニョンが死んだということが大きな心の傷として何度もよみがえってきます。


 イナはチェハがピアノを弾いているのを覗いて、そして嬉しそうに確認して、ピアノ室のドアを静かに閉めます。



 と、突然、ピアノの音が断ち切れて、その音に驚きイナはピアノ室を開けます。


 そこには苦悩するチェハがピアノに突っ伏しているのです。

 チェハの苦悩の意味とは一体何でしょう。





 
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by arrive_at | 2007-05-28 11:21 | 春のワルツ 2007