CHANEL ROUGE ALLURE 24 EVOCATION


by arrive_at

Spring Waltz#3-2/2

つづきより


 「あの島ってさ、持ち主いるのかな。」

 「どうして。」

 「いなかったら大きいのは俺の島にして、小さいのはウニョンにする。」

 「だったら兄妹島だね。そしたら、お母さんのはあれにしようかな。あ、お父さんの島が無い」

 「お父さんの島は無くていいよ。」


 夜になってウニョンは学校の宿題をします。スホはノートに押された判子を見て何かと聞きます。これは宿題チェックの判子だとウニョンは答えます。

 学校に通っていなかったスホのために、ウニョンはスホの腕に判子の印を描きます。

 ニコニコマークの判子は、ウニョンにとって大事なお兄ちゃんの印です。


 スホはウニョンのために朝早くから貝殻を集めました。おばあさんにそれを預けてスホはソウルに一人で行くつもりでした。
 大きな船に乗っていたスホのところにウニョンも乗りました。ウニョンは一緒にソウルに行って、一緒にお父さんと島に帰ろうとスホを説得します。


 チョンサン島のポンヒのところに電話がありました。ソウルでヘスンが事故にあったとの知らせです。


 船から下りた二人は電車の駅舎の生垣を這って乗り越え、無賃乗車でソウルに向かいました。ソウルがはじめてのウニョンには、見るものがたいへん珍しいものばかりです。


 スホは父親のチョンテを探しますが、まったく見つかりません。スホとウニョンは探しつかれて夜のベンチで途方にくれます。

 ウニョンはスホに「いとしのクレメンタイン」を歌ってくれるように頼みます。咳き込むウニョンは倒れてしまいます。



 オーストリア、ザルツブルグでコンサートを開くユン・ジェハは、コンサートのアンコール曲に「いとしのクレメンタイン」を弾きおわります。

 そして、会場を後にしようとするウニョンはその曲を聞きながら、階段に座り込み涙を流します。



 遠い思い出がよみがえるように。
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by arrive_at | 2007-05-19 10:26 | 春のワルツ 2007