CHANEL ROUGE ALLURE 24 EVOCATION


by arrive_at

Spring Waltz #2-1/2

春のワルツ 第2話 虹の貝殻

<ネタバレに注意>


父親のチョンテと息子のスホが船に乗って島に向かいます。



 「僕の父さんの故郷は遠い南の果てにある島だった。

 そこは、父さんの父さんの代から暮らしていたという場所。

 そして、僕が人生で一番眩しい春の日を過ごした島。」



 島に上がると、坂道の途中でスホは女の子の姿をチラッと見かけます。


 チョンテは自分の父親の家に着くと、父親の名を呼びます。しかし、父親はすでに亡くなっており、叔父に教えてもらって畑の近くにある墓を参ります。

 チョンテは港で泣き崩れ、息子のスホは父親を揺さぶりながら、ソウルへ帰ろうと何度も父親の腕をを引っ張ります。


 父と子は港の堤防で体を寄せ合いながら眠っていました。そこにヘスンというチョンテと同級生の女性が女の子を連れて通りかかります。そして、声を掛けます。


 ヘスンは二人を自分の家に呼び、朝ごはんをご馳走します。

 「いきなりだったから、あんなところにいると思わないもの。だけど、雰囲気がすっかり変わっちゃったね。ソウルの人って感じ。」

 「ヘスンは昔と全然変らないな。」

 「君は可愛いね。お母さんとそっくり。名前はなんていうの?」

 「ソ・ウニョンです。」

 「坊やはなんていうの?」

 「ス…」

 「スホって言うんだ。優秀の秀に、坊やの坊。」

 「へぇ、イ・スホね。でも、どうして今まで一度も島に帰ってこなかったの。」

 「それは、その、遠くにいたからさ。ずっとこいつと外国にいたんだ。。アメリカに。カリフォルニアで小さな会社をやっているんだ。」

 チョンテはスホをヘスンに何日か置いてもらえないかと頼みます。


 
 スホは父親に置いてきぼりにされないように、父親の後をついて歩きます。父親は腹の具合が悪くなったといって、畑の中に入って行って用を足そうとします。息子のスホは道端で人が来ないかを見張っていますが、なかなか父親が帰ってこないので心配で探しに行きます。

 スホは父親に置いてきぼりにされたのではないかと気付き、島の港まで駆け降りると、フェリーには父親が乗っており、船はすでに港を離れていきました。

 父親に見捨てられたスホは泣きながら堤防で途方にくれています。そこにウニョンが呼びに来ます。

 ウニョンはスホを連れて帰らないと夕ご飯が食べられません。それで、スホから少し離れたところでじっとスホが立ち上がるのを待っていました。

 ヘスンはスホにたくさんのご飯を出して食べさせます。そして、ヘスンは、 ウニョンは体が弱く、友達も少ないからスホに面倒を見てもらえないかと頼みます。


 翌日からスホは島の学校に通います。

 授業の内容が分からないのでスホは困ってしまいます。そこで、ウニョンはおにいちゃんはアメリカ帰りですぐには分からないと弁解します。スホは困惑したままです。


 ヘスンはわかめ工場で働いていますが、そこで、チョンテの息子を預かったことを、軽率なことをしたと周りの人にとがめられます。しかし、ヘスンはチョンテを疑うということをしませんでした。


 ウニョンとスホは家に帰りました。ウニョンは貝殻を繋ぎ合わせて貝細工のおみやげ物をつくっています。以前に母親と作って売ったら、けっこう人気があったからです。

 そんなことに興味のないスホは、お腹が空いてハンバーガーが食べたいと嘆きます。


 学校の帰り道、ウニョンは菜の花畑の中でかくれんぼします。スホが鬼で、二人はずっとかくれんぼをしています。島の斜面に咲く菜の花は美しく、そして二人はその中をいつまでも遊んでいました。




つづく
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by arrive_at | 2007-05-18 19:45 | 春のワルツ 2007