Spring Waltz #1-1/3
2007年 04月 09日
春のワルツ 第1話 巡り会い
<ネタバレに注意>
新年の祝いを喜び合うウィーンの人々のなかで、ウニョンは手を合わせて祈ります。
「 本当に愛していれば、会いたいと願えば、いつかまた巡り合い愛し合うことが出来る。
子どものころのかくれんぼと同じ。
絶対見つからないように隠れていても、あなたは心のどこかで、
私が見つけるのを待っているはずだから。
数え切れないくらいすれ違っても、一生懸命祈れば、
きっと愛する二人はいつかの日か巡り合える。」
子どもの頃のチェハは、ピアノの発表を終えて舞台を降ります。イナが緊張しているので、チェハは手を握り、そして息をかけて緊張を解こうとおまじないをします。
飛行機の中でウニョンが隣り合わせた女性が、気分が悪そうにしています。ウニョンは声を掛けますが、飛行機酔いしそうな女性は、自分の手を合わせて息を吹きかけます。そのおまじないは世界的ピアニスト、ユン・ジェハに教えてもらったそうです。
女性の話しは続きます。子どもの頃に結婚の約束をし、15年が過ぎたそうです。
ウニョンにも思い出があります。それは浜辺で別れたお兄ちゃん。
ウニョンはデザイナーの卵としてオーストリアで工芸品を見てまわるつもりです。ウニョンも海外旅行が初めてで緊張しています。
女性は「映画みたいなロマンスが待っているかもよ」と、励ましてくれます。
空港では青いスカーフの女性を探すフィリップが、到着口で女性を探しています。
ウニョンに話しかけますが、この男性の言葉がわかりません。
"Hi, I'm Philip. I'm Cheha's manager. Pick Up."
英語やオーストリア語での説明がウニョンには通じません。
客引きの「カードライバー」と間違えて「Help! Help!」とウニョンは怖がります。 警察官が駆け寄り、その間違いが分かります。
フィリップはやっと青いスカーフの女性のイナを見つけ、車で送ります。その途中で「カードライブ」
という言葉と共にウニョンのことを思い出し笑いします。
イナはやっとチェハに会えたことで、嬉しさのあまりピアノをひくチェハに声を掛けられずにいます。
チェハは無心にピアノを引き続け、イナは眼中にありません。演奏が終わってイナは拍手をしますが、チェハは冷たく対応し無視します。
イナは感情的になりながらチェハにインタビューを申し込みます。母国に帰る予定や会いたい人はいないかと聞きますが、誰もいないと答えます。
15年前に祖国を出たことや、子どもの頃の友達について、そして、イナは自分との結婚のことも忘れたのかと詰め寄ります。
フィリップがそこに現れて二人をどこかに連れて行こうと車に乗りますが、そこでウニョンを見かけ、車を降りていきます。
フィリップは街角でバスを待つウニョンに話しかけます。
「また会いましたね。」「I'm a cardriver.」と会話します。一緒にバスに乗ったフィリップはガイドを申し出ますが、高くつきそうなのでウニョンは戸惑います。
フィリップはそんなことお構い無しに話しかけます。ウニョンはデザインコンテストの受賞でオーストリア旅行を貰い、観光に来たことを伝えます。片言の言葉で話が通じ、そしてクリスタル博物館に言ってみたいと言います。
チェハはイナをホテルに送り、明日はコンサートだからと帰って行きます。
フィリップとウニョンはウィーンの観光をしながら、楽しい時間を過ごします。
雪の舞う中、ウニョンはフィリップがハンサムだと思いながらも、どうしてこんなに親切なのかと不思議に思います。
「どこに泊るの。」と言うフィリップに、明日はザルツブルグに行くことを伝えます。フィリップはザルツブルグでのコンサートのチケットを渡し、そこに来てくれるようにと約束をします。
チェハは家で子どもの頃の写真と手紙を取り出して見ます。そこには「世界一可愛いイナより。」という手紙がありました。
チェハは書庫の本の奥から布に包まれた貝細工を取り出し、ライトに透かして見ながら、子どもの頃のことを思い出します。
その頃、ウニョンはホテルの部屋で同じように貝細工を取り出しながら、やはり子どもの頃に想いを馳せます。
つづく
<ネタバレに注意>
新年の祝いを喜び合うウィーンの人々のなかで、ウニョンは手を合わせて祈ります。
「 本当に愛していれば、会いたいと願えば、いつかまた巡り合い愛し合うことが出来る。
子どものころのかくれんぼと同じ。
絶対見つからないように隠れていても、あなたは心のどこかで、
私が見つけるのを待っているはずだから。
数え切れないくらいすれ違っても、一生懸命祈れば、
きっと愛する二人はいつかの日か巡り合える。」
子どもの頃のチェハは、ピアノの発表を終えて舞台を降ります。イナが緊張しているので、チェハは手を握り、そして息をかけて緊張を解こうとおまじないをします。
飛行機の中でウニョンが隣り合わせた女性が、気分が悪そうにしています。ウニョンは声を掛けますが、飛行機酔いしそうな女性は、自分の手を合わせて息を吹きかけます。そのおまじないは世界的ピアニスト、ユン・ジェハに教えてもらったそうです。
女性の話しは続きます。子どもの頃に結婚の約束をし、15年が過ぎたそうです。
ウニョンにも思い出があります。それは浜辺で別れたお兄ちゃん。
ウニョンはデザイナーの卵としてオーストリアで工芸品を見てまわるつもりです。ウニョンも海外旅行が初めてで緊張しています。
女性は「映画みたいなロマンスが待っているかもよ」と、励ましてくれます。
空港では青いスカーフの女性を探すフィリップが、到着口で女性を探しています。
ウニョンに話しかけますが、この男性の言葉がわかりません。
"Hi, I'm Philip. I'm Cheha's manager. Pick Up."
英語やオーストリア語での説明がウニョンには通じません。
客引きの「カードライバー」と間違えて「Help! Help!」とウニョンは怖がります。 警察官が駆け寄り、その間違いが分かります。
フィリップはやっと青いスカーフの女性のイナを見つけ、車で送ります。その途中で「カードライブ」
という言葉と共にウニョンのことを思い出し笑いします。
イナはやっとチェハに会えたことで、嬉しさのあまりピアノをひくチェハに声を掛けられずにいます。
チェハは無心にピアノを引き続け、イナは眼中にありません。演奏が終わってイナは拍手をしますが、チェハは冷たく対応し無視します。
イナは感情的になりながらチェハにインタビューを申し込みます。母国に帰る予定や会いたい人はいないかと聞きますが、誰もいないと答えます。
15年前に祖国を出たことや、子どもの頃の友達について、そして、イナは自分との結婚のことも忘れたのかと詰め寄ります。
フィリップがそこに現れて二人をどこかに連れて行こうと車に乗りますが、そこでウニョンを見かけ、車を降りていきます。
フィリップは街角でバスを待つウニョンに話しかけます。
「また会いましたね。」「I'm a cardriver.」と会話します。一緒にバスに乗ったフィリップはガイドを申し出ますが、高くつきそうなのでウニョンは戸惑います。
フィリップはそんなことお構い無しに話しかけます。ウニョンはデザインコンテストの受賞でオーストリア旅行を貰い、観光に来たことを伝えます。片言の言葉で話が通じ、そしてクリスタル博物館に言ってみたいと言います。
チェハはイナをホテルに送り、明日はコンサートだからと帰って行きます。
フィリップとウニョンはウィーンの観光をしながら、楽しい時間を過ごします。
雪の舞う中、ウニョンはフィリップがハンサムだと思いながらも、どうしてこんなに親切なのかと不思議に思います。
「どこに泊るの。」と言うフィリップに、明日はザルツブルグに行くことを伝えます。フィリップはザルツブルグでのコンサートのチケットを渡し、そこに来てくれるようにと約束をします。
チェハは家で子どもの頃の写真と手紙を取り出して見ます。そこには「世界一可愛いイナより。」という手紙がありました。
チェハは書庫の本の奥から布に包まれた貝細工を取り出し、ライトに透かして見ながら、子どもの頃のことを思い出します。
その頃、ウニョンはホテルの部屋で同じように貝細工を取り出しながら、やはり子どもの頃に想いを馳せます。
つづく
by arrive_at
| 2007-04-09 18:23
| 春のワルツ 2007