夏の香り 第18章 最終章 ふたりの運命 

 ユン・ソクホ監督の純愛ドラマの「四季シリーズ」第3作目としてのこのドラマは、良くも悪くも美しい純愛という感じでした。脚本のチェ・ホヨンのストーリーも現実によくあるようなシーンが多く、その台詞にも無理のない、感情が細やかだけどストレートな表現だったと思います。

 私はそれほど映画やドラマを研究しているわけではないので、作品の批評はど素人ですが、それでも、この4部作の中では素直な内容だったという気がします。

 昨晩は「春のワルツ」が最終回で、そのストーリーの複雑さと、それに反してゆったりとしたドラマの流れを楽しんでいましたので、どうしても4作品を比較してしまいます。やはり「冬のソナタ」のドラマチックな展開は素晴らしく、いつまでも話題にされると思います。そして、「春のワルツ」の方はこれからの再放送でもっと人気が出ると思います。

 「秋の童話」はDVDで一気に観たというのも関係してか、印象に薄い気がします。そして、この「夏の香り」の素直なぐらいストレートな純愛は、少し子供っぽいようでもあります。 しかし、主役の美男美女度は一番高いのではないでしょうか。

 このドラマの中で一番いいと思ったところは、ミヌの真面目で謙虚なぐらいの愛の表現が素敵でした。ソン・スンホンというかなり派手な顔立ちの俳優がもし暴走した役をしたら、それは本当にイタリア男のあにきぶりになって、雰囲気の違ったものになったでしょう。それだけ、いろいろなイメージを持ち合わせた俳優ということなのでしょうか。

 また、ソン・イェジンのお人形のようなスタイルや顔立ちは人目を惹くものがあり、美しい女優発掘という感じもします。悲しくおとなしい役だけでなく、この人には青春スポーツものか何かで、歯を食いしばるタフな役を演じるのも面白いかなと思いました。例えば、「アタックナンバーワン」のような感じで(笑)。

 ど素人の感想なのでいい加減ですが、それでもいつも韓国ドラマのバイタリティーには感心してしまいます。ドラマの作り方にも細部まで力が入り、これでもかこれでもかという強さが感じられます。日本のドラマはみんなでなぐさめ合うような、そんな弱くデリケートなところがよくありますが、もともと韓国はタフな国民なのでしょうね。

 日韓共同開催のサッカーw杯の時の韓国の熱狂的な様子を思い出しながら、ソン・スンホンが何度アン・ジョンファンに見えたことか。はっきりくっきりした顔立ちがなかなか印象的でした。



 


 さて、最終回の始まりはヘウォンが病院に運ばれるところからです。


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 ヘウォンはすぐに病院へ担ぎ込まれる。ミヌもヘウォンについて病院に駆け込むが、意識の戻ったヘウォンに会う前にチョンジェに追い返されてしまう。

 ヘウォンの容体は重く、意識は戻ったものの再度心臓移植を受けない限り、助かる見込みはない。しかし移植を受けてもいい結果が出るという保証はない。「移植を受けて苦しみながら死ぬよりは、死ぬまで自分の足で歩きたい」と手術を拒否するヘウォン。

 自分のカではヘウォンを説得できないと悟ったチョンジェは、ミヌに助けを求める。カラー・リゾートにあるプロポーズの小部屋で「お願いだから手術を受けてほしい」とミヌに言われたヘウォンは、苦しむ姿を見せたくないからと、ミヌが自分のそばを離れることを条件に手術を受けることを約束する。

 約束通りヘウォンから離れイタリアに渡ったミヌは、チョンジェからヘウォンが亡くなったと言う知らせを受ける。だが、それは嘘だった。闘病生活で苦しむ姿を見せたくないヘウォンが、チョンジェに頼んで嘘の連絡をしてもらったのだ。

 時が流れ、すっかり元気になったヘウォンは、チョンジェといい友だち関係を築いていた。デプンとジャンミは結婚し、チョンアもミヌのことを忘れて別の人と結婚。そのチョンアが新婚旅行に出発する日、ミヌが新しい仕事のために韓国に戻って来る。

 ミヌに連絡を貰ったチョンジェは嘘をついたことを後悔し、ヘウォンに会うように勧めるが、ヘウォンは首を縦には振らない。ウネの心臓がなくなった今は、ミヌに会ってももうときめかないかもしれない。そうしたら、今まで信じてきたミヌとの愛が嘘になってしまう。ヘウォンはそれが怖いのだ。

 しかしある日、ヘウォンとミヌは偶然、街ですれ違う。人ごみに紛れ、いったんは気づかずに通り過ぎるが、胸のときめきではお互いを感じ、2人は再会する。
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 今更ながら、ヘウォンは心臓が悪いということで手術やその後の不安が付きまとうという問題を抱えていることを思い出させました。

 体が悪いということは、生活するうえで本人の負担も大きいこともさることながら、周りでサポートすることの負担も当然大きいものです。ただ心配するということだけではなくて、手術の費用、看病、そして毎日の生活の中で気遣うという事も含めて、やはりたいへんなんだなあと改めて感じました。

 私も2年前から狭心症になり、発作の苦しさや検査の為の入院を経験し、本当に手術室に入るのはいやだという気持がよく分かります。手術後の養生生活もたいへんでしょうしね。私の場合は腕にパイプを差し込まれカテーテル検査しましたが、それを抜いたあとの止血がたいへんでした。麻酔が切れて、痛くてのたうち回っていましたから。

 そんなことを思い起こすと、ドラマのストーリとは別に、やはり病気で苦しんでいる人のたいへんさを想像してしまいます。心臓の手術というのは本当に大変なのでしょうね。


 さて、「夏の香り」も終わりの時が来ました。何気なく見始めたのですが、やっと終わったというのが感想です。途中の展開に多少飽きたこともありましたが、これも作品の一つだと思うと、こじんまりはしていましたが、なかなか純なところに徹した作品ではなかったかと思います。

 4月には「春のワルツ」がまた放送されますし、それまではしばらくお休みをしたいと思っています。

 また、お会いしましょう。
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by arrive_at | 2007-03-02 12:28 | 夏の香り 2007

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