CHANEL ROUGE ALLURE 24 EVOCATION


by arrive_at

冬のソナタ 第20話 冬のおわり (最終回)

 はやいもので、もう4週間が経ってしまいました。真冬の時期にこの冬のソナタが毎日の楽しみを与えてくれ、そしてそれも最終回になりました。

 このドラマが始まったころに冬ソナについてを解説しているブログを見つけました。ブックマークしていなかったので今ではそのブログを見つけられるかどうかわかりませんが、だいたい書かれていた内容はこんなことだったと思います。


 韓国の社会通念として儒教というものが広く浸透していて、親子家族の結びつきは強く、それゆえに結婚ともなるとひとりだけの問題ではなくなるというのです。

 この冬ソナではそういった社会秩序を守ろうとするサンヒョク一家のように、自分の結婚が家族親戚に認められることが大事だそうです。それはユジンも同じことで、母親の許しを得てみんなが納得する結婚を望むという点では同じです。大人になったユジンとサンヒョクはそんな中で祝福を受けて婚約をしました。

 ところが、チュンサンという人が現れて、その婚約は破棄され、なかなかみんなに認めてもらえない状況でユジンとチュンサンはどうやって生きていこうかと考えます。社会が望む結婚とは違っていろいろな問題が出てくる中で、個人がどうやって行くかという問題に突き当たったというのです。

 個人を中心に考えるというのはキリスト教の影響による個人主義の時代を感じさせます。儒教からキリスト教へ、家族制度から個人主義への変化がこの物語のテーマだと確か語っていました。

 :  思いやり。いつくしみ。なさけ。特に、儒教における最高徳目で、他人と親しみ、思いやりの心をもって共生(きょうせい)を実現しようとする実践倫理。「智・―・勇」

 この仁というものが染み込んでいるアジアの人々ですが、それでも個人の生活を追及しようとするとどうしても壁にぶつかることになります。それは社会にある壁ではなくて、個人の心の中にある壁です。周りの意見に流されず、しっかりと自分自身を見つめるには自律自立が必要になってきます。

 自分の心がどこに依存しているのか、またはどれだけ自分自身が自己の確立をしているのか、そういったことを知るには心理学の本を紐解くといいでしょう。心の問題に関しては専門的な本はたくさん出ています。

 社会はいまだに宗教が大きく影響しているともいえるし、それでも個人の独立心や信条は他人と同じということではありません。そういった点で、このドラマの中の主人公達が自分を探し、自分らしい生き方を探る物語だったといえるのかもしれません。

 作品の素晴らしさと共に、爽やかな若者の生きる姿が私を勇気付けてくれたのは間違いないと思います。






 さて、チュンサンは自分の母親に父親がジヌであったことを確認し、その現実の辛さに苦しみます。

 また、交通事故の後遺症が命を縮めはじめているということを知り、アメリカに行って手術を受けることを決断します。手術を受けても失明するかもしれないという危険な状態で、ユジンの将来を思って悩んでいます。


 サンヒョクはユジンと会いもう一度やり直さないかと言いますが、ユジンにはどうしてもチュンサンを忘れることは出来ません。

 サンヒョクはジヌにユジンとやり直したいと切り出しますが、ジヌは諦めるように言います。ジヌはチュンサンは自分の息子だということを打ち明けます。

 チュンサンとサンヒョクはお互いが兄弟ということを知ったのですが、それでもサンヒョクはユジンを自分に取り戻す為にチュンサンに感情をぶつけます。

 チュンサンが会社で徹夜で描いた設計図を翌朝キム次長が見つけます。その後ユジンと会うためにチュンサンは出かけます。最後の別れになるだろうと二人は感じながら、穏やかに話し合いをします。チュンサンはユジンの将来を思って、サンヒョクと付き合うことを勧めます。しかし、ユジンはそんなチュンサンの気持にも気付かず、やはり自分のチュンサンへの思いを断ち切ることは出来ないようです。とても辛い別れです。

 「もう空も冬じゃなくなったな。ここの冬の空が好きだったんだ。透明なのに何だかすごく深みがあって。でも、この空を見ることもないな。」

 チュンサンはサンヒョクにユジンを託し別れを告げ、アメリカへと旅立とうとします。

 サンヒョクは自宅にかかってきた病院からの電話でチュンサンの病状を聞きます。その急を要する手術とチュンサンの気持に気付き、ユジンに空港に会いに行くように伝えます。サンヒョクは自分の嫉妬と事実を受け入れられないもどかしさの中で、ユジンにチュンサンは自分の兄だと伝えます。ユジンを連れて空港に向かいますが、すでに飛行機は飛び立ってしまいました。

 チュンサンがアメリカに旅立ってしまって全てが遅かったというような状況ですが、サンヒョクはそれでもチュンサンを追いかけるようにユジンに言います。

 翌日ユジンは空港に行きますが、その手にはサンヒョクが渡したニューヨーク行きのチケットがあります。しかし、旅立つユジンの行き先はニューヨークではなくフランスでした。

 3年後にユジンとサンヒョク、チェリンはヨングクとチンスクを訪ねます。子供に恵まれ、幸せそうな二人です。

 ユジンはポラリスでまた働くようになり、チョンアに建設された不可能な家が載っている雑誌を見せてもらいます。ユジンはそこに訪ねて行きます。

 キム次長はチュンサンに、「あそこに行ったら私が去年掛けておいたプレゼントがありますよ。理事の大好きだったやつ。」と言いました。

 不可能な家には新しいジグソーパズルが壁に掛かっています。目が見えなくなったチュンサンは一歩一歩確かめるようにその家のなかを歩きます。自分で設計図を起した家ですので、まるで見えるかのように進んでいきます。

 海に向かって大きく開かれたテラスのテーブルが物音を立てます。チュンサンがそちらの方向を見ると、そこで振り返ったのはユジンでした。

 予期せぬ再会に二人は驚きながらも、喜びがあふれます。夕暮れの中で…。





 冬のソナタが終わりました。

 日本では季節はまだ立春を過ぎたばかりです。韓国は今頃は雪が降っているのでしょうか。一度冬の季節に訪れて見てみたいものです。雪山も、冬の空も。

 

 

 

 

 

 

 

 



 
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by arrive_at | 2007-02-05 13:01 | 冬のソナタ 2007