チェオクの剣 第10話「忘れえぬ人」

 今日も土砂降りです。梅雨の後半は日本各地で雨による被害が出て、天然災害などの心配なことも多い毎日です。

 さてドラマですが、チェオクの意識が戻ったのでユンは喜びの表情をし、小雨に煙る山奥の寺で、清々しい気持ちで看病をしています。

 チェオクにせんじ薬を飲ませようと匙を口もとに持っていくときに、チェオクのうわごとがユンの心を激しく波立たせます。「もうすぐ討伐隊が来る。山を降りよ。チャン・ソンベク…。」












 山の砦に行かせたことを悔やみつつ、ソンベクへの嫉妬とチャオクへの思いを募らせながら、チャオクがソンベクのことを口にしたことで怒りがこみ上げます。かつて修行をした山の中で剣を振るうユン。木まで剣で切り倒してしまいます。そしてソンベクを切ることを心に硬く誓って山を降りていくのですが…。

 ユンの心に愛情と嫉妬が渦巻きますが、身分の違い、仕事への忠誠の板ばさみでチェオクとユンは幸せになれるのでしょうか。

 


ネタバレにご注意!
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 ファンボ・ユンの“半湯剛気(パンタンカンギ)”の術によりチェオクは息を吹き返す。しかし、チェオクがうわごとで「チャン・ソンベク」の名を口にするのを聞いたユンはチェオクの目覚めを待たず、左捕盗庁(チャポドチョン)に戻る。チョ・セウク長官はチェオクか職務か、ユンに二択を迫り、ユンは職務を選ぶ。忠誠の証として、セウク長官はユンに、チェオクの茶母(タモ)の籍を異動させ、娘ナニと結婚するよう、命じる。

 ポドチョン内の情報が敵方にもれている件で、カマ村討伐を知っていたのはセウク長官、イ・ウォネ、ペク・チュワンの3人だけ。しかしウォネはもう1人、セウク長官の随行武官、ペ武官の存在を指摘する。詰問されたぺ武官はその場で自殺。不審点のあるペ武官の経歴と似た経歴を持つチャン武官を探し当てたセウク長官は、あえてチャン武官をペ武官の後任として登用することに。

 寺で目を覚ましたチェオクは、師匠スウォルから両親の位牌がまつられた寺の所在を教えられる。寺に立ち寄り都へ戻るチェオクと入れ違いに、ソンベクもまた、両親の位牌をまつったその寺を訪れるのだった。

 都に戻ってきたチェオクに、ユンは「もうこれ以上、私のために生きるな」と言い、ピョンテクのいる役所への異動と、自分とナニとの結婚を報告する。














 ソンベクをなんとしても自分の手で捕らえたいチェオクは、異動先の役所を飛び出し、今一度マ・チュクチに協力を求める。自由の身となり、落ち着いた暮らしを始めていたマ・チュクチは渋るが、チェオクから受けた恩を忘れてはいけないと妻に説得され、協力することに。ファンヘドの役所に出向いた二人は左捕盗庁(チャポドチョン)の役人と偽り、チャン・ソンベク討伐の極秘計画のため、兵を出すよう要請する……。
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 何だか可哀想な気もしますが、ユンがチェオクの為に仕事を休んだことをセウク長官にとがめられました。ナニとの結婚を条件に仕事復帰を約束させられて、ユンの顔に一瞬戸惑いが浮かびます。

 












 仕事の為に結婚相手を選ぶというのも厳しいものがありますね。男も女も人生の曲がり角で大きくターンしていく時があるようです。チェオクとユンの間にも、大きく道がそれていく時なのでしょうか。チェオクを置き去りにしてナニと結婚するつもりだと伝えるのはとても残念です。














「私のこともソンベクのこともすべて忘れてくれ・・」とユンは心の中で思うのですが。

 男はいつもばかだ。


 兄妹の両親の位牌の置いてある寺で、ソンベクとチェオクがすれ違うシーンは可哀想でもあります。幼い頃に生き別れた二人は、まさか、今では敵同士という立場などとは知らず、お互いの存在を遠い記憶の中で大事にし、いまも慕っているのでしょう。ソンベクの兄として妹を探すシーンは、やはり可哀想でなりません。














































































 
 生死を分ける最悪の状態から回復したチェオクですが、師匠スウォルからはおそらく子供が出来ない体になっただろうといわれ、人並みの幸せな生活が出来ないだろうと思うのは、若い娘には酷なことでしょう。生きているだけでも良しとしなければいけないのでしょうけど、生きていくことへの希望がなくなるというのもチェオクにとって辛いものかもしれません。

 いよいよ捨て身のチェオクがマ・チェクチと旅立ちます。



 今日の言葉

 「助かったのがかえって辛いのか。ユンはどうやらお前を俗世ではなくここにおいていきたいと考えているようだ」

 「どうしても会わねばならぬ人がいます」

 「あの盗賊のことをいっておるのか。会ってどうするつもりだ。その男に特別の想いでもあるのか。」

 「この手で捕らえねば、罪をあがなうことは出来ません。」

 「仇とは言っても、血を流さねばならぬ縁はそうはあるまい。」

 
 師匠スウォルの言葉は、やはり僧侶だけあって心に染み入りますが、この世のさだめをそうそう捨てきれるものでもないのが、人間の業の深さでもあります。合掌。
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by arrive_at | 2006-10-25 13:42 | チェオクの剣

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