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by arrive_at

現在のフランスの女性

 フランスに憧れようが憧れまいが、それとはぜんぜん関係なく現実は知っておいたほうが良いでしょう。

 フランス女性の意識ということで、結婚する、結婚しない、結婚しないけど一緒に暮らすなどは良く知られていますが、それがかつての保守的な家族の在り方から大変化した結果だとは想像がつきます。また、子供を持つ、しかも仕事は続けるという困難な状況を支える、フランスの幼稚園と保育園が合体した制度と子供の養育費の助成なども見逃せません。

 一見アバウトな感じのする制度ですが、人間らしく生きるということの意味と、その矛盾への対処の仕方は、あいまいという日本らしさとは違って、フランスの知恵と実行力の結果でしょうか。

 フランスの社会制度や実態はあまり詳しくは知りませんが、知識の一つということでエントリします。

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「コンカツ」にハテナ顔? フランス女の愛と自由
2010年03月30日14時30分 / 提供:独女通信
 恋も仕事も子育てもスマートにこなし、加齢による目尻のシワさえも美しくみえるフランス人女性。日本でも、ファッションやライフスタイルのお手本として毎月のように女性誌に取り上げられていると言っても過言ではない。その魅力は一体何なのか? 日本人女性とフランス人女性の違いについて考えてみた。

 フランス人男性と結婚して、現在パリで生活しているトモミさん(34歳)は、過去の自分についてこう振り返る。

 「日本で22歳から約10年間、アパレル業界でバリバリ仕事していました。その頃は、いつか独立してマンションを買って、独身を貫こうと思っていました。だって、結婚して仕事を続ける事は出来るけれど、その先はどうなるのだろう?って。 妊娠、子育てで自分の仕事に影響してしまうのではないか? 結婚したら自由が利かなくなると思っていましたから」

 結婚と仕事、どちらを取るか悩んだ時期が3年ほどあったというトモミさん。ちょうどその頃、トモミさんはお母さんから「留学してみたら?」と勧められ、小休憩のつもりでフランスへ留学した。そして、現地で今のご主人と出会い、結婚。トモミさんがフランスに移り住んで感じた、日本とのライフスタイルの違いについて伺った。

 「フランスに来て感じたことは、女性の独立心がとても強いこと。結婚や子育てにおいて、国の制度がきちんとしていることです。こちらでは、結婚しなくても男女が一緒に住み、女性は仕事を持ち、子どもがいるケースが非常に多いです。主人の友人たちのなかでも、子どもがいて正式に結婚しているのは、3組に1組くらいです」

 というように、日本とフランスの大きな違いのひとつは、多様なカップルのあり方にも関係があるようだ。周知の通りフランスでは、カップルの選択肢は3つある。法的手続きをせず一緒に生活する“事実婚”、結婚よりも法的制約が少ないが、パートナーとして優遇措置が受けられる連帯市民協約“PACS”と、“結婚”の3つ。国民は自分たちのスタイルを自由に選択できる。

 フランス人女性のソフィーさん(41歳)は「フランスでも専業主婦が多い時代がありました。しかし、次第に女性たちは慣習に捕われない考えをもって人生を選択し始めました。私自身、ボーヴォワールのセンセーショナルな作品の影響かもしれません。今は結婚していようが、独身だろうが、フランスでは偏見を感じることはありません。女性は仕事と子供どちらをとるかという考えもありません。日本で流行っている“コンカツ”の意味がわからない。フランスでは愛と結婚は別。結婚しなくても幸福に生きられる。実際、離婚も多い。とにかく、私たちは“自由”な生き方、多様な選択ができます」

 先月、国連が制定した「国際女性の日」を中心に開催された『日仏フォーラム・女たちのダイアログ』という、日本とフランスを代表する女性作家たちが“女”についてディスカッションをするトークイベントへ行ってきた。そこで気になったのは、前記のソフィーさん同様、フランス人女性作家たちが口々に“自由”という言葉を発していたことだった。

 思春期に問いたくなるような質問だが、そのフランス人が言っている“自由”って何だと思いますか? とトモミさんに伺った。

 「その自由と言うのは、この国がいろいろな事に開放されている事かもしれません。例えば、仕事に関してですが、仕事上の不満も堂々とストライキをして自分達の意見を社長に訴えます。自分の意思をハッキリ言う、お世辞は言わない。自然で気取らなく、当たり前のことをして、頑張りすぎない国だなと、住んでみて居心地の良さを感じています」

 日本でも以前に比べれば、女性をとりまく状況が変ってきてはいるが、先進国のなかでは女性に対する様々な社会の対応が圧倒的に遅れている。また、独女たちのあいだでも「不況だからコンカツする」というように、女性の自立に対する意識も矛盾しはじめたような気がしてならない。

 年齢を重ねてもフランス女の目尻のシワが美しいと感じるのは、恐れを知らない“自立した女”という意識が心の底にしっかりと根付いているからかもしれない。独女のみなさん、コンカツに疲れたら一歩立ち止まって、自分という存在と自由な選択について考えてみるのもいいかもしれない。(オフィスエムツー/堂ナツコ)
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 目尻のしわがフランス人は美しいとは何と文学的な表現であり、それはリアルに言えば間違っています。しわはしわで、美しいもへったくれもない現実ですから、甘言にごまかされないで現実をしっかり見る必要があります。

 男尊女卑という考え方は世界中にたくさんあり、政治への参政権がない国もたくさんあります。女性の人権を認めるようになったのは、第二次世界大戦後の時代の流れであり、価値観の変化でもあります。

 家庭内で母親はさらにその親に躾けられるために、時代の価値観が継続することもあり、どうしても保守的な流れが家庭教育と各家庭の価値観に影響することでしょう。母親は娘の中に自分を見ているとはよく言われますが、娘の幸せを願って結婚を勧めるという価値観の継承もよくあることです。

 フランスは自由という言葉をよく使うそうですが、それは歴史から見ても独裁的な時代を過ぎて手に入れたもので、血と汗の結晶の結果なのかもしれません。日本は革命はありませんでしたから強烈な自由を求める行為にはピンとこないのかもしれません。

 母親の時代を超えることは素敵なことではりますが、新たな問題が出てくることも仕方ないことでしょう。結婚しない時代、子育てと社会進出の問題、自分自身のキャリアの問題など、あきらめなくてもいい時代になった分、選択肢の多さに悩むことでしょう。

 時代は変化もしますが揺り戻しもあると思いますので、どう上手く考えていくかが問われますね。

 日本の考えるべきことは、勤務時間の多さと、お金を稼ぐのが一番価値が高いと思いこんでいることでしょう。「足るを知る」というよな言葉は置いてきぼりにされ、効率主義と高利益主義というビジネスのお手本のような人生がはたして自分の求める理想の生き方かどうかを、そういった大事なことを後回しにしているところがまだまだですね。

 もっと個人でも大事なことは何かを考える必要があると思います。女性が一人で考える習慣を身につけるには、もちろん教育がかかせません。自分の親も、また自分自身をも客観的に見ることのできる思考が大事なんでしょうね。
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by arrive_at | 2010-04-03 11:55 | パリに行こう