CHANEL ROUGE ALLURE 24 EVOCATION


by arrive_at

とどのつまり

 以前に紹介した本ですが、やはりフランスについて書く人は違いますね~。

 「フランス生まれ」―美食、発見からエレガンスまで

 早川雅水著  集英社新書 660円 2002年3月20日


 フランスについての蘊蓄(うんちく)がすごいので、しばらくお休みしていましたが再び読みました。

 フランス人の気質は強烈で、皮肉や悪口雑言に夢中になる。日本人には手に負えない人種である。という風に書かれています。なんだか手ごわそうな人々に思えてきますね。

 しかし、一番ビビったのは「エレガンス」についての最後の文章です。

 語源はラテン語のエレガンシア。長い歴史と共に洗練されて行ったようで、エレガンスは寛容、愛、自由などと共にフランスではもっとも評価される最高善で、その意味は深いのだそうです。

 日本ではエレガンスを、モード(ファッション)、容姿、容貌などの目で見えるものにしか使いませんが、フランスでは心眼で感じ取る部分も含めて、えもいわれぬ魅力こそがエレガンスなのだそうです。

 筆者はエレガンスという語が似合うフランス人をかなり知っているそうです。彼らはいったいどこでエレガンス教育を受けたのか?

 それは一にも二にも家庭だそうです。

 《 ビアン・ネルヴェ―育ちがいい― 》と評価するということだそうです。

 家庭での躾けは挨拶や言葉遣いなどのマナーだけでなく、インテリア、モード(ファッション)などのセンス、味覚、社交術、美術、音楽の教養も家庭で養われるのだそうです。

 最後に、著者の2002年に92歳になるお母上もエレガンスを感じさせる方の一人だそうです。なるほど、この年齢の方で慶応大学、パリ大学の研究員などをされた筆者というだけで、なにやら優雅なおぼっちゃまという気もしないでもありません。


 最後には、優雅な家庭に育った者にこそフランスのエレガンスというものが感じられるという、高いところからの目線をちらりと感じました。

 本は大変素晴らしいものですし、読みごたえもありました。

 私の知らないものといえば、あとは貴族階級や社交界という特権階級が作りだしたフランスの歴史と文化でしょうか。


 私自身があまりにも庶民過ぎて、もうついてけませんねぇ~(笑)。

 しかし、勉強は勉強ですから、いちいち反応していないでしっかりと調べたいと思います。
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by arrive_at | 2010-03-24 19:51 | パリに行こう